大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(神戸新聞杯)

大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(神戸新聞杯)
今週は9月21日(日)の阪神11R・神戸新聞杯を予想します。このレースは傾向がはっきりしているので、傾向を先に確認しておきましょう。
【神戸新聞杯の傾向・特異点】(過去10年)
・一流厩舎における秋のステップボード
・だいたいノーザンファーム
・だいたいダービー組
ノーザンファームは一大G1馬供給元で、一流厩舎にはだいたいノーザンファームの有力馬が入っており、そうした馬の多くはダービーに出走している。3点を上げていますが、根をたどれば一緒で、クラシック路線の上位馬が無事なら多くはここを通るという基幹的なレースです。もちろん昨年Vメイショウタバル(三嶋牧場)のような非ノーザン系で走る馬もいますが、10年で8勝の生産牧場が今年も有力馬を出しているなら、配当的な意味以外では逆らう理由はないかと。
◎⑤ショウヘイ。
一流厩舎のステップボードという意味で、友道厩舎はこのレースに毎年のように出走馬を送り込んで過去2勝。同厩ライトトラックの仕上げに勝負気配を感じつつも、春の既存勢力にまでは届かないとみれば、自ずと浮上するのはダービー3着のこの馬。ノーザンファームで出走メンバーのダービー最先着。坂井への乗り替わりも、菊はともかくこのレースでは、という意味ではマイナスではないかと。
○⑩エリキング。
京都2歳S後の骨折で順調さを欠きながらもダービー5着。やはり世代上位の力量があるのは間違いありません。母は豪州産ですが、中距離G1勝ち馬ですし、曽祖母がユーザーフレンドリー(英愛オークスV、凱旋門賞2着の名牝)ですから、母父ハイシャパラルの字義通り受け取ってよく、ディープボンドのようなキズナ長距離砲に育つ可能性を十分に感じます。
▲②ジョバンニ。
何というか、非ノーザンファームでも◎にしていいぐらいの実績と潜在能力を十分に感じつつ迷って▲にした感じです。菊花賞よりは神戸新聞杯の方が条件的に合っていそう。というか中距離馬とみています。あと調教過程自体は杉山晴厩舎の勝負パターンですが、もう1本ほしいという印象もあるんですよね。神戸新聞杯と菊のどちらで買うかと言われれば神戸新聞杯かと。

馬券は3連単フォーメーション。
<1着>⑤→<2着>②⑩→<3着>②③④⑦⑩。8点。
text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC