大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(ローズS)

大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』

24京成杯

 

大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(ローズS)

 

この時期、新種牡馬(ファーストシーズンサイアー)の話題が上ります。目玉のコントレイルは札幌2歳S2着のジーネキングが出ており、現在のファーストシーズンサイアーのランキング1位。実はそれほど産駒の評判が上がってこず、少々心配したのですが、悪くない滑り出しで何よりです。と書き出してあれですが、この時期にいっそう注意すべきは2年目種牡馬(セカンドシーズンサイアー)です。初年度産駒が3歳の夏まで終えると、だいたいの傾向は見えてくるからです。昨年のファーストシーズンサイアーランキング1位サートゥルナーリアは、案外ロードカナロアっぽさがなく、意外と晩成型も出そう。同3位アドマイヤマーズはダイワメジャーの正統後継かと思います。そんな情報を踏まえつつ9月14日(日)の阪神11R・ローズSを予想します。

【ローズSの傾向・特異点】(過去10年)

・小さい馬がよく走る

・母父はサドラーなどの欧州ノーザンダンサー系

・キャリア3~5戦あたり

 

◎①ルージュソリテール。

春はオークスTRスイートピーSを勝ったものの、本番は体調面が戻り切らず回避。そのあたりの割り切りはさすが藤原厩舎で、勝負どころを秋に設定したことは間違いありません。栗東トレセンのCWコース6F82秒台を3週続けて消化して、本追い切りは芝。正直、芝追い切りの効能みたいなものは今ひとつ分からないのですが、藤原厩舎が勝負駆けの時に芝追い切りを多用するのは競馬ファンには知られている通り。祖母エリモピクシーのこの牝系が走りそうなシチュエーションでもあります。

○②ミッキーマドンナ。

4月1勝クラスは2着でしたが、上がり3Fの数字が32秒8で、この数字は同週の中山開催でも突出したもの。そうした潜在的な能力に加え、堀厩舎、母ミッキークイーンと人気を底上げする要素が多く、極めつきはモレイラ騎乗です。さすがにオークス馬より人気することはないと思いますが、2番人気でも驚きません。妙味はありませんが、先述した通り買う要素は多い馬です。

▲⑦ミッキージュエリー。

大型の逃げ馬というカテゴライズはあまりローズSっぽくないのですが、この馬は母ミッキーチャーム(秋華賞でアーモンドアイの2着)をまさしく想起させる上昇度。本番でも手をつけたいので、ここでも買い目には入れておきたいです。中内田厩舎はローズS得意。夏の過ごし方にノウハウのある厩舎です。

 

あとセカンドシーズンサイアー組では、父サートゥルナーリアのマトラコーニッシュ、父アドマイヤマーズのテレサはいずれも押さえておきたい。

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馬券は3連単フォーメーション。

<1着>①②⑦→<2着>①②⑦→<3着>①②④⑤⑦⑩⑪⑫。

<1着>①②⑦→<2着>④⑤⑩⑪⑫→<3着>①②⑦。66点。

 

text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC

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