大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(弥生賞)
大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(弥生賞ディープインパクト記念)
今週、配信はありませんが、こちらコラムにお付き合いいただければ幸いです。先週はソウルラッシュが3着。高齢G1馬の距離延長とか嫌すぎて軽視したのですが、さすがの力量に感心した次第。気を取り直して今週予想するのは3月9日(日)の中山11R・弥生賞ディープインパクト記念。長いので弥生賞でいいですね。
◎⑥ジュタ。
矢作厩舎は海外での活躍がすさまじいですが、国内をおろそかにするはずもなく。とはいえ今年の牡馬クラシック戦線はジュタの器にかかっているでしょう。ホープフルS(4着)時にも高く評価しましたが、ドゥラメンテ産駒らしい粗削りな部分はあるものの、資質は十分。あまりダービー向きの感じはしないので、同父なら皐月2着、菊Vのタイトルホルダー的なタイプでしょうか。逃げ馬ではありませんが、切れ味よりはポジションを生かすタイプ。弥生賞はそういったタイプに合います。
○⑪ミュージアムマイル。
朝日杯2着と実績的に上位の存在で、前走マイルも窮屈そうだったので距離延長は歓迎。普通にいいところではないでしょうか。チェルヴィニアと同じハッピートレイルズ牝系。この牝系は牡馬だとワンパンチ足りない印象があって、この馬の2、3着が第一感。
▲③ヴィンセンシオ。
8月末新潟の新馬は超スロー。キャンターみたいなペースを2番手から押し切り。といって上がり3Fは35秒2と目立つ数字ではありません。翌走の葉牡丹賞で3番人気にとどまったのも納得ですが、今度は前半5F59秒4とよどみのないペース。初戦とは全く違う流れに対応して、6番手から差し切りました。1分58秒8の勝ち時計は2歳レコード。それなりに時計の出る馬場コンディションではありましたが、優秀な数字です。祖母シーザリオという現代の日本競馬で最強の国内牝系、父はフォーエバーヤングで大当たりを出したリアルスティール。リアルスティールは現状、大物バンバン以外は一翻役が多くて、よく分からない種牡馬ですが、この馬には大物の可能性を感じます。
☆②ナグルファル。
デアリングタクトを管理した杉山晴師は「エピファネイア使い」です。今年の3歳でもジョバンニ、エリカエクスプレスと2頭のエピファネイア産駒の重賞好走馬を出しています。ナグルファルもエピファ産駒。相性がいいとも言えますし、いいエピファ産駒がいれば杉山晴師に任せたいと考えるのも分かります。見た目もいい馬です。予想段階では仮想デノンデサイル感。あとはそこまでの器かどうか。
馬券は3連単軸2頭流し。
<1着>⑥→<2着>⑪→<3着>①②③⑤⑦⑧⑨⑫⑭。
<1着>⑥→<2着>①②③⑤⑦⑧⑨⑫⑭→<3着>⑪。18点。
text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC