大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(東京新聞杯)

大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(東京新聞杯)
シルクロードSを制したエイシンフェンサーは父ファインニードル。父娘シルクロードS制覇となりました。ファインニードルは古馬重賞で馬券圏内がなかったのですが、ドンピシャの展開を捉えたエイシンフェンサーが親孝行。ダーレーの種牡馬は新エース候補レモンポップが話題で、ファインニードルは中堅種牡馬として落ち着いた感がありますが、今後もこういう晩熟のスプリンターは出てくる可能性があります。初年度産駒からそうした可能性を見せられたことは値打ちです。やはり種牡馬は産駒が走ってなんぼなので。今回は2月9日(日)の東京11R・東京新聞杯。
◎⑧ジュンブロッサム。
種牡馬ワールドエースはディープインパクト後継の中では地味な部類。23年には種牡馬を引退し、現在は隠居生活です。唯一のJRA重賞勝ち馬がジュンブロッサム。昨秋に東京芝マイルの富士Sを勝ちました。2着が翌走でマイルCSを勝つソウルラッシュなので、現マイル路線でトップクラスに位置する馬です。ただマイルCSが10着。案外動けなかったところに、サイアー視点でのG1の壁を感じたものです。一方で、G3でこのメンバーなら巻き返して当然とも思います。中型ぐらいの馬なので59キロは何とも言えませんが、それが理由で人気もそこそこに落ち着くならむしろ狙い目かと思います。隠居の父に吉報を届けます。
○⑯セオ。
父スピルバーグの産駒は過去のべ16回重賞に出走して馬券圏内なし。サドラーが強めに出て、ピリッとした脚が使えないタイプが多く、あまり活躍していません。父は現在青森にいて、まだ種牡馬登録こそ抹消していませんが、去年今年の産駒は登録数ゼロです。ただまあ現役の中では白富士S3着のルージュリナージュが無事なら重賞の馬券圏内に届きそうです。ルージュリナージュは牝馬で、ディープ系の良さが出ています。セオはスピルバーグの代表産駒ですが、母父オアシスドリームで欧州ノーザンダンサー色が濃く出た先行型のマイラー。大外枠なのでハナを切れるかは微妙ですが、楽な先行策になるとみました。
▲⑫ウォーターリヒト。
京都金杯は大外から2着。馬場コンディションを考えると、力をつけていないとできない芸当です。昨年きさらぎ賞2着に好走しているように、冬場の方が活気のあるタイプ。定年が近い河内師は当然、仕上げてくるでしょう。
☆⑥オールナット。
枠的には、この馬のハナもありそうです。すんなり隊列が決まれば、かなり楽に運べそうな組み合わせ。

馬券は3連単2頭軸マルチ。
<軸>⑧⑯→<相手>①④⑥⑦⑫⑭。
<軸>⑧⑫→<相手>①④⑥⑦⑭。
<軸>⑥⑧→<相手>①④⑦⑭。90点。
text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC