大胆に予想！『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』（阪神ジュベナイルフィリーズ）

 

大胆に予想！『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』（阪神ジュベナイルフィリーズ）

 

穴党というのは本命馬の扱いについて意外とたけていて、先週のチャンピオンズカップなど、「あ、これは自分の出番じゃない」と本能的にレモンポップに白旗を揚げた感がありました。能力的にはピークを過ぎていたとは思いますが、ダーレーが種牡馬展示会的な引退式まで用意したとあって仕上がりも目いっぱい。枠にも恵まれて大団円。しかし、1～3着が前年と同じ結果になったのはびっくりでしたね。新興勢力というか、新規参入組に勢いがありませんでした。さて12月8日（日）の京都11Ｒ・阪神ジュベナイルフィリーズを予想していきます。今回の配信（YouTube（logirl 【テレ朝動画公式】YouTube）美味しい競馬#189）では、高見奈央さんをゲストに迎えて、今年も多士済々の新種牡馬について話しています。

 

◎⑦ミストレス。

本命は新種牡馬から…と思いましたが、こちらで。祖母フォークロアは3冠馬コントレイルと一緒でイトコの関係。母チェロキーメイドンはコントレイルの母ロードクロサイトの妹。コントレイルの母父は大種牡馬アンブライドルズソング。ミストレスの母父も実績種牡馬ディストーティドヒューマーで、米国血統で高めの年齢の有力種牡馬という点が共通しており、配合のフレームが一緒です。生産したグランド牧場としては、コントレイルの再現を意識して輸入した牝馬にキズナをつけたら、キズナとコントレイルのオーナーである前田晋二氏がセレクトセール税込み9680万円でお買い上げ。現状は気の強さが目立ち、同型や延長組がいる今回は懸念も多くありますが、名馬をなぞった配合フレームに再現性があるとすれば、種牡馬キズナにとっても、グランド牧場にとっても、前田晋二氏にとっても申し分なし。そこを演出するのが矢作師＆坂井瑠星の師弟コンビ。このストーリーに乗りたいと思います。

○⑬コートアリシアン。

サートゥルナーリアはJRA22頭勝ち上がり。牡牝の偏りも少なめ。早くも成功種牡馬の道を歩んでいます。そういう種牡馬はポンと2歳G1を勝つものでもあります。前に行く馬の直後に構えてのポジションも絶好。京都芝も合いそうな走りをしています。

▲②テリオスララ。

シスキンは今年2歳が初年度産駒ですが、種付け中のアクシデントでシーズンの一部しか稼働せず、現2歳の血統登録は7頭のみ。うち5頭デビュー、3頭勝ち上がり。驚異的な仕上がりの早さです。今後も2歳G1で注目すべき種牡馬になるかもしれません。

馬券は3連単フォーメーション。

<1着>②⑦⑬→<2着>②⑦⑬→<3着>②④⑥⑦⑧⑩⑫⑬。36点。

text：仙波広雄＠大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当／【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC