大胆に予想！『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』（スプリンターズS）

大胆に予想！『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』（スプリンターズS）

 

今回の配信（YouTube（logirl 【テレ朝動画公式】YouTube）美味しい競馬#180）では初ゲストとなる高見奈央さんを迎えています。予想はもちろん秋G1開幕戦、9月29日（日）の中山11Ｒ・スプリンターズS。00年のスプリンターズS（ダイタクヤマト）を的中したのが競馬記者キャリアのスタートなので、好きなレースなのは間違いないのですが、四半世紀前の話です。近年の個人的な相性はそこまで…といったところ。最近だと20年のアウィルアウェイ◎10番人気3着がありますが。

 

◎⑫サトノレーヴ。

このコラムで本命予想に需要があるかは微妙なところですがこの馬で。デビューは3歳4月、5歳秋でキャリア9戦。平坦でないキャリアが物語るように、順調に使ってきた馬ではありません。能力は高いものの使い込めない。よくこのレベルまで仕上げてきたとも思いますし、堀厩舎という一流厩舎、里見治さんという大手のオーナーでなければ、ここまで待てたでしょうか。旬の時にG1を勝つものだとすれば、最初にして最大のチャンスになるでしょう。兄は13年スプリンターズS2着のハクサンムーン。その時の勝ち馬が、サトノレーヴの父であるロードカナロアです。当時のロードカナロアは単勝1.3倍ですが、穴党の筆者すら◎を打って単勝を買ったという、個人的に「間違いないと思ったG1」の上位に入るレース。今回がその域にあるとまでは思いませんが、そのぶんオッズは高めにでるはず。13年ワンツーの相乗り血統で24年のスプリンターズSに臨むの自体、血統派の心をつかんで離しません。しっかりと結果を残してもらいましょう。

○⑯ウイングレイテスト。

7歳の今夏からスプリント路線にシフトして重賞連続2着。マイル重賞だとあと一歩甘かった馬で、距離短縮しても詰めの甘さは変わらないまでも成績が明確に上昇しました。スクリーンヒーローという種牡馬は種付け料30万円からスタートして、最高値の時期には600万円に高騰した成り上がり種牡馬（現在はプライベート価格）で、筆者の見解ではグラスワンダー、ひいてはダンチヒの影響が色濃く出ていると思います。ダンチヒ馬券の個人的ポイントは「ないと思ったところで一発」です。よく言われる○×の次とか、勝って昇級延長人気薄とか、そういう時。この馬は時計的に正直どうかと思われていますし、実際に高速決着への対応は微妙かなとも思うのですが、馬券的な勘どころだとここでもう一丁押せ、と心の中の馬券師がささやいてくるのです。

馬券は3連単フォーメーション。

＜1着＞⑫→＜2着＞⑯→<3着>①③⑦⑬⑭⑮。

＜1着＞⑫→＜2着＞①③⑦⑬⑭⑮→<3着>⑯。計12点。

text：仙波広雄＠大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当／【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC