夢の“韓国留学”が実現!漢陽大学で得た「意欲的に学ぶことの大切さ」|「林美桜のK-POP沼ガール」第16回

林 美桜のK-POP沼ガール

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「林 美桜のK-POP沼ガール」
K-POPガチオタク・林美桜テレビ朝日アナウンサーの沼落ちコラム

絶賛、鬱々とした毎日を送ってます(前回から変わらず)。

気持ちが上向きになるのに時間かかりすぎるタイプです。
特にバラエティの収録のあとがダメなんですよね……すぐ放送されたらいいのに、収録から放送まで時間がかかるのは、とってもメンタルを食い散らかされちゃう。悩んでも変わらないのにね!

ですが、これからコンサートやファンミの予定があるので、それを楽しみにがんばっている今日このごろです。

大学時代からの夢「韓国留学」がついに実現!

3月の末、1週間の休みを取り
韓国の大学に4日間の超短期留学をしに行ってきました!

まず、留学したきっかけなんですが
普段からお世話になっているキム・スノク先生が中心となって企画されたプログラムであることに運命を感じたから
そして、大学時代から抱いていた「韓国に留学して韓国語を学んでみたい」という夢に、ようやく向き合って実現してみようと思ったからです。

当時からこの夢は、頭の中でふんわり浮遊していたり、全速力でよぎったりしてはいたのですが
大学生活が楽しかったし、コンサートなど推し活で忙しかったし……全部言い訳ですね。

なんといっても勉強が苦手だからという理由で、いつだって怠惰な自分との戦いに負けて、常に優先順位の下位に送られていたわけです。

韓国語の勉強が日本でもできていないのに、留学するのはまだ早い。そう思って忘れていました。

ところがどうしたことでしょう。
社会人になり、韓国語を学び始めると、あんなに暇だった学生時代に留学すればよかった……と頭を抱えるわけです。大矛盾。
正直、悩んでいる暇はないので、運命と感じた己の直感を信じて……えいっと決めました。

まるで韓ドラ? 現地で韓国語を学んだ4日間のキャンパスライフ

今回はひとりぼっちで渡韓。しかも大学に通うということでドキドキ。

ソウル唯一、駅直結の漢陽(ハニャン)大学(*1)。

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通学路で大学のスカジャンを着ている学生がたくさん。なんだかほっこり。

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4日間、語学堂で毎日10時から17時まで韓国人の先生の授業を受けて、発表などをする内容でした。

ただ、久しぶりすぎる学生生活のカムバック。
歳を取ったからといって昔の学習態度がアップデートされているわけではなく、集中力を保ち続けるのが昔と変わらず大変でした(笑)。がんばって勉強している学生さんを尊敬します。

なによりも、頭に流れ込んでくる韓国語の量に圧倒されちゃいました。
日本で韓国語を勉強していると、文法や単語は日本語で説明してもらえるので、その部分まで韓国語だともう大混乱。

初めのほうは言われていることもわからない、話したいことがまったく韓国語で浮かばない、浮かんだとしても声に出せない。これぞお先真っ暗。
心温かいまわりの生徒さんに助けてもらうことで、やっと生きられるといった感じでした。トホホ。

そしてこの超短期留学は、ただ学ぶだけではなく、プログラムが工夫されていて、漢陽大学の生徒さんとお話しできる機会がありました。

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鍋を囲みながら

こちらが拙い韓国語で話しても、ニコニコお話ししてくれて、学生生活だったり、おすすめスポットだったり、ちょっとした日々の愚痴だったり(笑)。

学生ならではの他愛もない話の内容や雰囲気がすごく懐かしくて、でも韓国語だから新鮮に感じて……不思議な感覚だったなぁ。
後日、学生さんが「日本語を学び始めた」とSNSに掲載していたのがすごくすごくうれしかったです。

昼食は学食で食べました!
韓国の大学で学食を食べるなんて……夢かな。
韓国ドラマかな。ヒロインかな(え?)。

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石鍋で提供されるのが韓国っぽいなと感じたんですが、いかがですか?

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おいしかったです

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とてつもなく広く自然豊かなキャンパス内を散策していたら、

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この鳥、カラスではないんです。
韓国の国鳥「カッチ」です。
見かけたら幸運が訪れるらしい……。

 

やっと慣れてきて、前より少し韓国語を理解できたり話せたりするかも……?
で、あっという間に最終日。

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最後には修了証までいただきました。

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4日間講義をしてくださったチェ先生

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キム・スノク先生、カムサハムニダ

たった4日間ではありましたが、ぎゅっと濃い時間で、きっとこのあともずっと記憶される日々です。

帰り道は達成感と寂しさと……まるで卒業式の帰り道のような気持ちでした。

アン・ボヒョンのファンミでも「韓国語が聞き取れた…!」

あと、実はこの学習期間にちゃっかり、ファンミーティングに参加する予定を入れていました。

俳優のアン・ボヒョン(*2)さんです。

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韓国開催なので、もちろんオール韓国語。

ファンミはゲームなどもあるので、韓国語がわからなかったら……と不安もありましたが
学習の成果なのか、もちろんすべてではないですが聞き取れたり、頭の中で訳するスピードもギリギリ間に合ったりと、楽しめました!
現地で学んだという実感を得ることができて、すごくうれしかったです。

そして、アン・ボヒョンさんは韓国で会っても日本で会っても、素晴らしく素敵。

「学びたい」意欲が、勉強が苦手だった自分を変えた

今回は書きたい気持ちが前のめりで、長くなってしまいました……。

ところどころ大変だった感じに書いていますが、やっぱり好きなことなので、つらいといった感情はまったくなかったです。

あと、勉強をやらされているわけではなく、自分の意思で学びに来ているので、自分でも驚くほど意欲的に勉強できたように感じました。これが社会人になって勉強することの醍醐味なのかもしれません。

今回のメンバーには、私より年上の方もいらっしゃって、学習への前向きな姿勢や、韓国語における美しい言葉の選び方、知的で深みのある文章の作り方に触れ、この先を照らされたような感じがして感銘を覚えました。
私も長く韓国語を学び続けたいな、と。

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大学のキャラクターと

久しぶりの学生生活に疲れて、ほぼ観光らしい観光はできなかったのですが、訪れてよかった場所などは今度ご紹介させてください。

超短期留学から帰ってきて、今後の日本での学習プランを考え直し、最近は韓国語の会話授業に参加しています!

もっと語彙を増やして、ナチュラルに話せるようになりたいです!

林美桜のチョアチョア♡メモ
*1/漢陽大学
漢陽大駅直結という、立地条件も魅力的なキャンパス。今流行りの聖水(ソンス)にも近いので観光も楽しめました。語学堂の先生、スタッフの皆様がとても温かくて、アットホームで過ごしやすかったです。広いキャンパスはなんでもそろっていて、困ることがありませんでした! 規模が小さい女子大に通っていた私は、短期間でしたが大きい大学に通えたのがめちゃくちゃうれしかったです。これぞキャンパスライフという感じでした

*2/アン・ボヒョン
『梨泰院クラス』や『ユミの細胞たち』、『生まれ変わってもよろしく』など、このほかにも代表作はたくさん。どんな役もハマる天才的な俳優さんです。えくぼが素敵

文=林 美桜 編集=高橋千里

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