大胆に予想！『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』（フェブラリーS）

来週、サウジアラビアであるサウジCは1着賞金が日本円で15億円。5着でも1億5000万円で、フェブラリーSの1着賞金より高くなっています。日本馬5頭が遠征するのも道理ですね。YouTube（logirl 【テレ朝動画公式】YouTube）美味しい競馬#152）は雪平莉左さんを迎えて2月18日（日）の東京11R・フェブラリーSを予想しています。もちろんコラムも24年JRA・G1の劈頭を飾るこちらで。

◎⑪キングズソード。

血統の字面だけ見て、ごちゃごちゃすると駄目そうだなあと思っていましたが、東京大賞典５着はまさにそれ。ごちゃごちゃすると嫌気が差した感じ。いかにスムーズに運べるかが鍵。スムーズに運べれば、このメンバーならあっさりがあっていい実績馬。枠もいいところをひきましたし、短縮の初マイルも確実に向いていると断言はできませんが、この配合自体が距離よりもまれるかもまれないかが大事。あとキングヘイローというかダンシングブレーヴが入ると前走からのペースチェンジは歓迎で、そのせいか距離短縮も好材料となる場合が多いです。

○④ドゥラエレーデ。

ホープフルS勝ち馬であり、チャンピオンズCと東京大賞典で連続3着。適性重視時代の反逆児として、適性派や血統派の予想を大いに迷わせていますが、ひとまず相性が抜群のムルザバエフが乗ってメンバー的にもここ2走の勝ち馬は不在なら上位有力。馬券的には人気急上昇のウィルソンテソーロより、そこそこに落ち着きそうなこちら重視。

▲⑦ガイアフォース。

フットワークが大きくて、ハンドルワークに癖のあるタイプ。個人的には母の父クロフネのフットワークを想起させるところがあります。もまれ倒すと一銭もいりませんが、外をスムーズに回れるようなら。

☆⑨ペプチドナイル。

控える競馬を覚えたところでの短縮。わりと強力な先行馬が複数いるだけに、その直後で構えられる競馬ができれば展開の利があります。そういう競馬ができれば、食い下がっていいのでは。この牝系、見覚えあるな…と思って確認したら、3代母がハートレイクの妹。強引ですが、府中マイルいいじゃないですか。

△⑤オメガギネス。

前走の東海Sが2着で優先出走権を取れず、当初の登録では除外対象。出走順上位が2頭、かきつばた記念に回ったことで出走滑り込みという、傍から見れば冷や汗ものの出走でしたが、当初からルメールを配していたことを思うと、出走の算段はあったのでしょう。そのルメールが追い切りに騎乗して動きは上々です。連を外していない勢いで。

馬券は3連単軸1頭流し。

<1着>⑪→<相手>④⑤⑦⑨⑬⑭⑯42点。

text：仙波広雄＠大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当／【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC