大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(アメリカジョッキークラブカップ)

大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』

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先週の京成杯、横山典の決め打ちが決まって、取った方は気持ち良かったでしょう。筆者は◎アーバンシックにだいぶイレ込んでしまい、ここ勝って春クラシックのどちらかを勝つのでは…くらいの期待を持って見ていましたが2着。こうなると収得賞金の関係から皐月賞をメイチで挑まなければならず、そして皐月賞は仕上げ度合いと着順が比例するレースではないことが大きな問題となります。要するに京成杯で負けたことで、だいぶ暗雲が漂ったということですね。春の牡馬クラシックは自分の中では振り出しに戻りました。今回の予想は1月21日(日)の中山11R・アメリカジョッキークラブカップ です。春クラシックをにらむ3歳重賞路線とは全くベクトルの違う、味のあるベテランたちの戦い。これはこれで楽しいです。

◎④ショウナンバシット。

昨秋は菊花賞からジャパンCという挑戦的なローテ。春のダービー16着も含めて、矢尽き刀折れとなりましたが、いい経験になったかはともかく、クラシック皆勤でハイレベルのレースを渡り歩くだけの何かを持っているのでしょう。ここは相手関係としてはグッと楽になります。シルバーステート産駒は中山も道悪も、内枠も得意。走れるレンジがそれほど広くないのですが、そのぶん自分のフィールドに戻ってのガラリ一変も期待できます。

○①マイネルウィルトス。

ここが40戦目。1年の休み明けをへて昨夏の函館記念で復帰した時は、ここまで戻してくるとは正直、思っていませんでした。ビッグレッドファームというタフ志向の生産者、叩き良化のロベルト系である父スクリーンヒーロー、多く使うノウハウがある宮厩舎なればこそ、これほどのタフネスを誇るのでしょう。配信でも触れましたが、たくさん使うなかで条件が合った時に好走するタイプ。最終週芝、メンバーも古豪だらけで道悪必至のここはおあつらえ向き。

▲⑨カラテ

全く逃げ馬がいないメンバーというか、後方から脚を伸ばすタイプばかりで展開はよく分かりませんが、少なくとも後方にはいない1頭でしょう。どの季節でも勝ち星はあるのですが、冬場の力のいる馬場が合う上に、道悪も得意。昭和とか平成初期の競馬ファンには、だいたいディクタス入りの走る馬のイメージです。これで伝わるでしょうか?ディクタスの血はステイゴールドが広めており、小回りとか中山とか、力のいる馬場…とか、王道からちょっと外れるところで力を発揮します。このレースがそもそも王道ではない、そういうレース。カラテの祖母がステイゴールドの半妹で、カラテからみて母母母父がディクタスになります。

☆⑫ボッケリーニ。

22年以降はG2とG3で馬券を外していません。今回は調教の動きが重いうえに人気必至なので、積極的に買いたくはありませんが、無理に消すこともないかと思います。

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馬券は3連単軸2頭マルチ。

軸①④→全。60点。

text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC

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