大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(フェアリーS)
今年もよろしくお願いします。こちらのコラムでは1月7日(日)の中山11R・フェアリーS を打ち初めとします。24年は年明け早々いろいろありましたが、馬券を買うのも経済行為です。普段通りにいこうと思います。
◎⑨キャットファイト。
ディスクリートキャット×母の父パイロの配合ですから、ダートも良さそうですが、陣営もそれを分かった上で走りから芝で下ろし、実際2勝を上げているのですから慧眼でしょう。このレース、かつてパイロ産駒ビービーバーレルが勝ったこともあるぐらいで、連続開催でそれほどコンディションも良くない芝(ただし時計は速い)に、流れの速い中山マイルですから、ダート要素を持つこと自体はむしろ歓迎。そもそも同舞台のアスター賞を勝っていますからね。前走は結果的に行き場のないレースで、もう少し上に来てもおかしくなかったので、このメンバーなら。
○⑪テリオスサラ。
中山芝マイルはコース形状から、流れが速くなります。新潟や東京のスロー新馬を勝ち上がってきた馬は、急なチェンジオブペースに戸惑うことも。テリオスサラは中山マイル経験こそありませんが、未勝利勝ちが中山芝1800で、結構流れたペースのレースで2番手押し切り。前走の東京・赤松賞ではのちの阪神JF2着馬ステレンボッシュの2着。引っ張る馬がいないなら、自分で行く手もあります。
▲⑬イフェイオン。
種牡馬エピファネイアは牝馬の仕上がりが比較的早く、上級産駒はクラシックが始まる前までのオープンや重賞で一定の成果を上げます。この馬はそういったタイプの一翼かと。
☆⑭ニシノティアモ。
種牡馬ドゥラメンテも牝馬は仕上がり早。まあ走る種牡馬はたいていがそうですが、この馬の場合、牝系も時折仕上がり早のスマッシュヒットな産駒を出すデュプリシト~ニシノフラワー。中山マイルの流れも、血統的にはむしろ良さそう。
馬券は3連単軸1頭軸流し。
<1着>⑨→<2、3着>③⑥⑩⑪⑫⑬⑭。42点。今年もよろしくお願いします。
text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC