大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(ホープフルS)
有馬記念、馬券はともかくとしてレース内容は見どころ十分でしたね。武豊ドウデュースの勝負強さ、大外16番を克服したルメールの戦略とスターズオンアースの自在性、ラストランで実にらしいレースを見せたタイトルホルダー…。余韻にひたるうちにまた競馬です。YouTube(logirl 【テレ朝動画公式】YouTube)美味しい競馬#146)では、12月28日(木)の中山11R・ホープフルSを予想しています。ゲストはSKEの熊崎晴香さんと太田彩夏さん。競馬に詳しい上に勉強熱心でした。
◎⑨タリフライン。
予想者にも得意分野とそうでない分野があって、正直言って自分は2歳戦のレベル判断はそれほど得意ではありません。それでもタリフラインが勝った新馬は、スローの上がり勝負であるにせよ好内容で、水準以上にあるとみています。少々大げさになりますが、サトノダイヤモンド産駒で勝ち上がった内容としては一番だと思います。父サトノダイヤモンドはややズブめの産駒が多く、勝ち上がりも初戦よりは叩いてからのタイプ。配合的には意外にも牝系に重厚な欧州の血がある馬の方が良く、サトノグランツ、シンリョクカ、スズハロームと現状の活躍馬はみな牝系にニジンスキーの血を持っています。タリフラインはニジンスキーがありませんが、母父プールモアは英ダービー馬でサドラーズウェルズ系。この配合で、なぜか素軽い末脚を繰り出す馬が出てきましたし、父の代表産駒にならないものかと期待しています。
○⑥シンエンペラー。
全兄が凱旋門賞馬ソットサス。現状で兄と比べるのは無理にせよ、この配合を日本のトップ厩舎が調教するとどうなるか、という興味はあります。英ダービー挑戦のプランも俎上に上がっていますが、ファントムシーフ的にパリ大賞が合いそうな雰囲気。暮れの中山よりは夏秋のパリロンシャンですが、ものの違いを見せてくれると今後が楽しみになりますね。
▲⑱ミスタージーティー。
このレースも有馬同様、外枠は不利なので、大外を引いた時点でもっと評価を下げようかと思いました。思いましたが、姉タッチングスピーチのローズS、サトノルークスの菊花賞2着とも外寄りの枠だったことに思い至り、この評価で。キャリアが浅いので、もまれないのは好材料ですし、スターズオンアースよろしく先行して距離ロスをなくす騎乗をする予感があります。
☆⑤サンライズジパング。
芝でも走れると思いますし、キズナ×母の父デインヒル系という配合はこのレースに向いているのでは。
馬券は3連単2頭軸マルチ。
<軸>⑥、⑨→<相手>①⑤⑫⑬⑮⑱。42点。
text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC