2PMの約7年ぶり“完全体”に涙腺崩壊。奇跡の来日公演レポート|「林美桜のK-POP沼ガール」第9回

林 美桜のK-POP沼ガール

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「林 美桜のK-POP沼ガール」
K-POPガチオタク・林美桜テレビ朝日アナウンサーの沼落ちコラム

10月7日〜8日に開催された2PMのコンサート『2PM 15th Anniversary Concert <It's 2PM> in JAPAN』に、母といつもお世話になってるハレスの方々と一緒に行ってきました。

2PMのデビュー15周年を記念したコンサート。
日本での“完全体”(*1)の公演は、なんとおよそ7年ぶり。

忙しいなか、韓国でも日本でも、新曲をリリースしてはハイタッチ会やテレビ出演など、たくさん活動してくれていた2PM。

もう7年も前か……。
東京ドーム公演の最後「I'll be back」で、必ず戻ってくると約束してから……。

約束の「I'll be back」に、全細胞覚醒!

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各メンバーのソロ活動はありましたが、完全体はあまりにも久しぶりなので、「かけ声どんな感じだったっけ……?」となんだかふわふわモード。

そんななか
突然暗転し、ざわめく会場。
Jun. Kの「I'll be back」。
これは……! 7年前の約束のI'll be back!!
私の中の全細胞覚醒。脳内温度上昇。涙腺崩壊。膝ガクガク。

そこに! 6人が!! いる!!!!
なんて素晴らしい景色。
この景色を見るために私は生きていたんだった……。

2PMといえば!なアップテンポな曲が「Jump」「ミダレテミナ」「Hands Up」と続き、いきなりセンターステージまで飛び出して、縦横無尽に楽しそうに飛び回るメンバー。

会場が歓声に包まれるなか……最初の挨拶。

2PM「ただいま、2PMです!」
私「イェーーーーーー!!!!」

2PMが活動を休止している間に就職してアナウンサーになり、無駄に鍛え上げられた声帯から、人生で一番大きな声が出ました。

7年経っても変わらない、メンバー6人の魅力

まぶしいほどにステージ上で輝く6人。
パフォーマンス(さらに洗練されてる)、トーク、メンバーのわちゃわちゃ感が、まったく変わっていないことに感激。

Jun. Kさんの歌声はやっぱり2PMの柱。
会場のみんなをグッと集中させて聴かせる。
メンバーに対する、まるで我が子を見るようなあたたかい眼差しには、胸がギュッとなっちゃいました。
「おじいさん」イジリも久しぶりでうれしそうだったなぁ……。ほっこり。

ニックンさんは相変わらずしっかり者なチャーミング紳士。
ライブビューイングの視聴者への配慮を片時も忘れないし、ちょっとでも怠けるメンバーには(主にテギョン。今回は、汗を今すぐふいてと顔にタオル押しつけてましたけど。笑)しっかり指導もする。
クヌ(*2)の「彼女」もよかったなぁ……必死で目に焼きつけて永久保存版にしました。あまりにもスイートでした。

テギョンさんの名司会には、もうお腹がよじれるくらい笑いました。
司会なのにジャイアン状態。
テギョンのおかげで、メンバーの弾ける笑顔がたくさん見られました。感謝。
こんなにおもしろいのに、パフォーマンスになると一変。
特にワンショットで抜かれたときの表情には、感嘆のため息がでます。

ジュノさんは改めて、すごい人です。
2PMの中だとダンスも歌もパートが多いのにまったくブレないし、どの瞬間を切り取っても最高潮。
私的には、テギョンの名曲「ヤリタクナイ」にツッコミを入れているジュノがかわいすぎて……。
メンバーと一緒のときは、ツンデレ王子のツンとデレのコントラストがよりはっきり際立っていいですね。なんてラブリー。

ウヨンさんが「Without U」のパフォーマンスの中でグッとスイッチが入る瞬間は、本当に惚れるほどかっこいいですよね。痺れました。
トークではメンバーにイジられ、かわいがられるぴよぴよな存在は変わらず。
ソロ活動だったら何度もファンに「(僕)大丈夫?」と呼びかけファンが応えるところを、この日はメンバーが「大丈夫!」と返しているのを見て、なんだか……私の中に親心が生まれました。

チャンソンさんはやっぱり最強マンネ。愛すべき存在でした。
パフォーマンス中もトーク中も、メンバーに積極的に絡みに行っていて!(笑)
かまってほしいときのきょとんとした顔がたまらん。
そして、チャンソンさんはトークが素晴らしいですよね。
ファンを思って練り出した、美しい言葉の一つひとつが沁みました。
相変わらずマンネがトークをしっかり締めていて、
これぞ2PMが誇るスーパーマンネ先生。

ハレスのみなさんも、7年ぶりとは思えない言葉のキャッチボール。安定感と一体感。
2PMとハレスの間にある、変わらない厚い信頼関係にグッときました。
ハレスの空気感も変わらずでした。

「終わってほしくない」と感じさせてくれた時間

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なぜかセクシーアレンジされた(笑)「10 out of 10」。
キレも華やかさも当時と変わらない「Heartbeat」。
あのときの瑞々しさがそのままの「Take off」。

見どころ満載で挙げきれませんが
こんなにも終わってほしくないと思った時間、今までなかったです。
本当にずっと続いてほしかった。
2PMメンバーのみなさんもそう思っていたはず!!

感謝の気持ちがとめどなくあふれた帰り道、
2PMと過ごして、楽しかったり、うれしかったり、励まされたり……
いろんな思い出を、母と泣きながら語って帰りました。

長い期間活動できるK-POPアーティストが多くはない中、
変わらない姿で戻ってきてくれるというのは……
奇跡ですよね。

第一線で活躍し続けてくれるメンバーの姿を見て、もっと自分もがんばらなくては……とアツい思いが込み上げてきました。

また2PMとハレスの皆様に会える日を信じてます!

※記事初出時、内容に誤りがありました。お詫びして訂正いたします

林美桜のチョアチョア♡メモ

*1/完全体
2016年10月の東京ドーム公演を最後に、メンバーの兵役などを理由に活動休止となった2PM。その後はそれぞれソロ活動をしていたが、今回のコンサートで約7年ぶりの6人全員集合(=完全体)となった。

*2/クヌ
ニックンとウヨンのカップルのこと。ファンを溶かすほど甘いふたり。見ているだけで癒やされます。私の2PMとの出会いはクヌの動画でした

文=林 美桜 編集=高橋千里

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