クイズ番組で活躍したい!奥森皐月を奮い立たせた新境地|『奥森皐月の公私混同<収録後記>』第26回
映画も美術館も一般料金で行くようになりました、大人です。奥森皐月です。
私がMCを務める番組『奥森皐月の公私混同』が毎週木曜日18時にlogirlで公開されています。
このブログでは収録後記として、番組収録のウラ話や収録を通して感じたことを奥森の目線で書いています。
今回は『奥森皐月の公私混同〜ソレ、私に教えてください!〜』の、5月に配信された第24回から第26回までの振り返りです。
月額990円ですが、logirlに加入すれば最新回までのエピソードがたくさん視聴できます。もちろん『奥森皐月の公私混同』以外のさまざまな番組も観られます。
「立ちそば」への熱情と愛とリスペクトを実感!
(写真:奥森皐月の公私混同 第24回「立ちそば、私に教えてください!」)
第24回のテーマは「立ちそば、教えてください」ということで、ゲストに『立ちそばガール!』(講談社)著者のイトウエルマさんをお招きしました。
人生で一度も立ちそばに行ったことのない私には未知の世界だったので、興味深いお話の連続。なによりイトウさんがこれまでに出会った誰よりも熱量の高い方だったので、おもしろい回になりました。
立ちそばというと、時短でサクッと食事ができる簡素な飲食店の印象でした。客層も、時間のないビジネスマンが多いイメージ。自分には縁遠い場所だと捉えていました。
イトウさんはもともとそばがお好きで、自分でそば打ちをするほどだったそうですが、そんなそば好きな方が「立ちそばのおいしさに感動した」というのは意外でした。
お店によってこだわりがあったり、特色のあるメニューがあったり、ひと口に立ちそばと言えど、さまざまな種類があるそう。
イトウさんが描かれている「立ちそば日記」があまりに凄まじくて感動してしまいました。それぞれのお店のそばを忠実にイラストで再現されていて、見るだけでそばが食べたくなります。
つゆの透明感やトッピング、そばや食器の細部まで細かく描かれていて本当に素敵です。そばへの熱情と愛とリスペクトがひと目で伝わってきます。
また、イラストのまわりには小さな字でびっしりと情報と感想が書かれていて、たった1ページに魅力が詰め込まれている。センスと才能があれば、好きなものをこんなにもおいしく保存しておけるのかと知ることができて、なんだかうれしい気持ちになりました。
お話ししていて感じましたが、イトウさんはとにかく考えや気持ちがあふれ出てくるようなお方。収録中も、私が何も話さなくても次々と情報を教えてくださって、この回はMCでもなんでもなかったような気がします。お客さんの気分。
それだけ内から湧き出るものがあるからこそ、素晴らしい創作につながっているのだろうなと感じました。
イトウさんが投稿されているブログ『イラストで綴る日常』にて、「立ちそば日記」が公開されているので、ぜひ一度ご覧いただきたいです。
『公私混同』の告知もブログでしていただいて、私のイラストも描いてくださっていました。かわいく絵にしていただいて幸せ。おもしろい方だったなぁ。
「焼き芋」ブームの功労者が登場!
(写真:奥森皐月の公私混同 第25回「焼き芋、私に教えてください!」)
第25回は、ゲストに天谷窓大さんをお招きし「焼き芋、教えてください」のテーマでお届けしました。
寒い時期になると焼き芋を見かけたときに買うくらいには焼き芋が好きでしたが、あれほどまで教わることがあるとは思ってもみませんでした。
365日焼き芋を食べ、焼き芋のために全国を巡り、焼き芋アンバサダーとして活動されている天谷さん。目覚めてすぐに焼き芋を焼くことから一日が始まるというお話から、想像のかなり斜め上をいく焼き芋好きだとわかりました。
焼き芋トースターなるものがあることをこのときに初めて知りましたし、それが枕元にあるというのが衝撃です。枕元の相場は目覚まし時計だと思っていたので。
イベント運営のお仕事をされるなかで、自分の好きな焼き芋のフェスを開催してみたら、想定を遥かに上回る人が集まったというお話は非常に興味深かったです。その一歩目を踏み出す人になれるのはカッコいいですよね。
今巻き起こっている焼き芋ブームの功労者は、まさしく天谷さんなのだと知ることができました。焼き芋アンバサダーという肩書がぴったりだと思います。
ランキングのコーナーでは「食べて稲妻が走った焼き芋ベスト3」をご紹介いただきました。さまざまなお店の焼き芋を教えてくださったのですが、これが最高でした。
とにもかくにも天谷さんのご説明がおいしそう。ひと言ひと言が鮮やかに焼き芋を表していて、言葉だけなのによだれが垂れそうになります。
食べ物の説明なんて、最終的には「おいしい」としか表しようがないと思っていましたが、そんな短絡的な表現ではありません。言葉の素晴らしさと焼き芋に対する大きすぎる愛で、私の心は揺さぶられました。アンバサダーはすごい。
「好き」でいられるものがあるというだけでじゅうぶんに素敵なのに、それを知らない人にまで魅力を届けられるというのはなによりも美しいと感じます。
愛情とこだわりが共存したときに初めてそれが成立するのだろうか、なんて考えさせられました。私も好きなものを天谷さんのように華麗に伝えられる人になりたいです。
今まで知らなかった「クイズ」の新境地
(写真:奥森皐月の公私混同 第26回「クイズ、私に教えてください!」)
5月最後の放送は「クイズ、教えてください」がテーマ。ゲストにピン芸人の大久保八億さんにお越しいただきました。
私も子供のころからクイズ番組はよく観ていて、クイズは好きなほうだと思っていましたが、今回教えていただいたクイズは私が知っているものとは大きく違いました。
第一に「競技クイズ」というジャンルがあることを今回初めて知りました。クイズ研究会なるものは聞いたことがありますが、趣味として参加できるクイズ大会が数多く存在していることは初耳です。
毎週のように各地でクイズのイベントや大会が開かれていると知り、一気に新しい世界が見えたのが不思議な感覚でした。知っているものの知らない側面が見える瞬間はとてもおもしろい。
八億さんはクイズの作成もされているそう。途中で出題してくださったクイズが、どれも絶妙な難易度かつ挑戦しがいのある問題で楽しかったです。問題自体で楽しませるという観点でクイズに挑戦したことがなかったので、受け取り方が変わりました。
クイズ番組で活躍している人のほかにも、クイズ界で有名な人はさまざまいらっしゃるようですが、その中でも「伝説」となっているプレイヤーのお話が印象的です。
最強でありながら引退してしまったとのことで、興味をそそられました。その人の誕生日がクイズファンの間でラッキーナンバーとまでなっているというのがなんだか笑えました。伝説にもほどがある。
「競技クイズ界に爪痕を残した奇問」のベスト3も素晴らしいランキングでした。私たちが慣れ親しんでいるものとはひと味もふた味も違ったクイズの新境地を知り、クイズが日夜進化していることがわかりました。
それぞれがまったく違う方向性で新しくてすごかったので、ぜひ本編でご確認ください。
知識が豊富であることは当然として、それを活かすためのクイズ筋があるのだと思います。いつかクイズ番組で活躍できるようになりたいですし、大会も観に行きたいです。とてつもなく広いクイズの世界の入口に立ったような回でした。
『奥森皐月の公私混同』は毎週木曜18時に最新回が公開
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こちらは本編の振り返りをはじめ、普段思っていることや本編ではできない話もしています。無料でお聴きいただけますよ。過去回も遡れるのでぜひお聴きください。
(写真:『奥森皐月の公私混同 アフタートーク』)
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— 奥森皐月の公私混同は傍若無人 (@s_okumori) June 10, 2023
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『奥森皐月の公私混同』はlogirlにて毎週木曜18時に最新回が公開。
次回は「過去イチの盛り上がりを見せるランキング登場」を中心にお送りします。お楽しみに。