大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(天皇賞・秋)

YouTube(logirl 【テレ朝動画公式】YouTube)美味しい競馬#89は私事でお休みをいただきました。ゲストのフリーアナウサー、内田敦子さんは以前、この配信の司会を務めていた方。三谷紬アナウンサーとのW司会…って配信どうなったんでしょう?筆者もあとで見ます。こちらコラムは通常通り、10月30日(日)東京11R天皇賞・秋の予想をしていきます。
今年のメンバーには現役屈指の逃げ馬がそろいました。ジャックドール、パンサラッサ、バビット。このうちジャックドールとパンサラッサは札幌記念で対戦してハナはパンサラッサ、1着はジャックドール。逃げ馬といってもジャックドールとバビットは前半のペースを緩めて後半に加速するタイプ。パンサラッサは最初からラップを上げるタイプです。なのでハナはパンサラッサで、速めのペースを想定。
◎②カラテ。
菊花賞が今年はかなり速いペース。中間の緩んだところで押し上げたいタイプが、脚を使わされて不発と、長距離なのに中距離のハイペース競馬みたいになりました。天皇賞・秋も似たラップ推移になって、中距離なのにマイルの平均ペース競馬みたいになるとみています。そこで距離適性がマイル寄りのポジションキープ力が高い馬の出番。カラテは安田記念こそ2年連続で流れに乗れずいいところなしですが、ここ2年の安田記念は純マイラーでも追走が大変なラップ。あれは度外視していい。2000のハイペースならそこそこポジションを取って、かつ末脚も繰り出せます。
○⑥ジオグリフ。
強力な3歳トリオの中では一番オッズがつくでしょうか。イクイノックスやダノンベルーガのような「伸びしろ」や「大物感」はあまり感じさせませんが、実際にG1を勝っているのはこの馬です。56キロで出走できる意義も、おそらく既に完成の域に達しているこの馬に一番のプラスになるでしょう。
▲⑨ジャックドール。
札幌記念の時の配信で話したのですが、この馬は典型的な鉄砲巧者。そして鉄砲巧者は往々にして間隔を詰めるとパフォーマンスを落とします。過去中2週以下だと未勝利2着、プリンシパルS5着、浜名湖特別1着、大阪杯5着。条件級しか勝っていません。今回は中9週(2カ月)で、間隔は十分に見えますが、札幌記念でパンサラッサをねじ伏せた後。反動があるかどうかを見極めたいところ。中間の調教を見る限り、個人的にはちょっと張り詰め過ぎに見えました。展開は最も有利ですが、どうでしょうか。一策ありそうなノースブリッジのすぐ内もちょっと嫌です。
☆⑤ダノンベルーガ。
春2冠は若さが目立つ現状で、ダービーも手前転換はあまりうまくいっていなかった。ひと夏越えて、どこまで成長しているか。そもそも速めのペースが合うとは思えませんが、心身の弱点が解消されていればタイプ的に上位互換のイクイノックスを逆転する余地はあります。そのイクイノックスは春の方が気配は良かった。あまり使い込めないので叩いて次というタイプでもありませんが、叩いてジャパンCなら狙いはそちらでは。押さえはしますが人気的にも軸にはしたくないので△。

馬券は3連単2頭軸マルチ。
②⑥2頭軸、相手④⑤⑦⑧⑨⑩。計36点。
text:仙波広雄@スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC