大胆に予想！『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』（セントウルS）

R.I.P. Queen ElizabethⅡ．エリザベス女王の競馬好きは知られるところで、競馬の最大の支援者であるだけでなく、生産界にも大きな影響を与えています。なにせディープインパクトの祖母バークレア、曽祖母ハイクレアはエリザベス女王の所有馬です。他にもオリオールという1950年生まれの名馬も所有しており、こちらはスペシャルウィークの母系にその名を見ることができます。

YouTube（logirl 【テレ朝動画公式】YouTube）美味しい競馬#81はゲストに「令和最高の美ボディ」雪平莉左さんを迎えて、馬と騎手の相性について語っています。筆者は「乗り替わり」は既にネガティブファクターではなくなったと考えていますが、これは筆者個人というより、競馬関係者もそういう人が多いと思ってもらって構いません。もちろん馬によって全くマイナスがないわけではありませんが、どちらかというと今の「乗り替わり」は馬と騎手の相性を考えて新味を引き出す方に重点が置かれています。今回予想する9月11日（日）の中京11R・セントウルSでは、2強がいずれも池添主戦で、メイケイエールが池添継続騎乗に対し、ソングラインはルメールに乗り替わっていますが、そもそもルメールは騎乗経験、勝利経験があるので、マイナスは考えなくてもいいでしょう。メイケイエールはミッキーアイル、ソングラインはキズナが父でいずれもディープインパクト直子の種牡馬。エリザベス女王が所有した名馬の血脈は遠く中京でも躍動します。

 

◎⑪ソングライン。

ヴィクトリアマイルで5着に敗れて、牡馬相手の安田記念を勝利。格的に必勝を想定された関屋記念で敗戦など、今ひとつ安定せず上振れと下振れの差が大きいタイプ。ただまあ力断然です。今回はメイケイエールとの後先が馬券の焦点で、折り合いに心配の少ないこちらの方が競馬しやすいとみました。

○⑤メイケイエール。

気性が悪いわけではなく、真面目なので一生懸命走りすぎるところがある馬。近況はフィジカルの充実が素晴らしく、メンタルもかなり成長していますが、今回は1200メートルのレースにもかかわらず前に行く馬が少ない。できれば前に壁を置きたいこの馬としてはレース運びが難しくなる気がします。次走にスプリンターズSが控えることを考えると、逃げたくはないはず。シャンデリアムーンやジャスパープリンスに型通り前に行ってほしいところ。もうちょっと強力な逃げ馬にいてほしかった。

▲⑨ダディーズビビッド。

サウスポーでソングラインと同じキズナ産駒。キズナ産駒は前哨戦巧者が多くいます。

☆②シャンデリアムーン。

昨年のこのレースで逃げたもののレシステンシアが直後にいては17着も致し方なし。今年も直後にメイケイエールがいますが、ともあれ開幕週の逃げ馬には相応の注意を払いたい。

馬券は3連単フォーメーション。

<1着>⑪→<2着>②⑤⑨→<3着>→②⑤⑦⑧⑨⑫。15点。

 

text：仙波広雄＠スポーツニッポン新聞社 競馬担当／【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC