ガチなアートファンにも『Musée du ももクロ』を推せる3つの理由(Tak/『青い日記帳』主宰)
『Musée du ももクロ』Blu-rayが発売になりました(祝)
テレ朝動画『Musée du ももクロ』や今回発売となったBlu-rayは、気が付けば展覧会にいた!とか、美術館が最良の癒しスポット!と口にして憚らないガチガチなアートファンにも楽しめる内容です。
理由はたーーくさんありますが、主たるわけを3つご紹介しますね。
1)一期一会の展覧会に再び会える!
美術館・博物館に足を運ぶのが好きな方にあらためて言うことではありませんが、展覧会は一期一会で開催されている時に観に行かないと、もう二度とお目にかかれません。
行きたかったのに見逃してしまった展覧会も毎年たくさんあるはずです。特に今のようなウィルスが蔓延している状態だと行きたくても展覧会に中々行けない方も大勢おり、SNSなどでもちょくちょくそうした嘆きを目にします。
自分の興味関心のある画家やジャンルの展覧会を見逃しちゃうととても悔しいものです。でも『Musée du ももクロ』ならそんな「幻と化した展覧会」もいつでも好きなだけ見られるのです。
2)専門家がしっかりと解説!
ももクロちゃんやゲストたちが、勝手気ままに美術館の展示室を歩き回り、感想を言い合っている番組だと思い違いしている方いませんか。
『Musée du ももクロ』では、展覧会を担当した美術館の学芸員さんがマンツーマンで、まるで個別指導塾のように、ももクロちゃんの素朴な疑問や質問にやさしく丁寧に応えてくれます。
また、視聴者に対しても作品の見どころポイントや、画家がどうしてこの絵を描いたなど歴史的な背景もたっぷりと解説をしてくれ、もう立派な美術番組なのです。
また、編集も巧みで解説している時に画面が作品にぐっと寄って細部に至るまで見せてくれます。会場ではここまで近くで肉眼では観られません。
3)ももクロちゃんのコメントが大きな気づきを与えてくれる!
『Musée du ももクロ』をアイドルがたわむれにアートと接する番組だと思ったら大間違いです。展覧会会場で作品を前にした素直な感想を、自分自身の言葉で発しているのです。真面目にアートと向き合う真摯な姿勢は、ライブやバラエティー番組では見られない、大人なももクロちゃんの側面です。
あーりんこと佐々木彩夏さんは小さい頃からお母さんと美術館へよく行っていたそうで、コメントや感想も「おっ!」と唸らせるものがあります。また他のメンバーのアート作品に対する大人の女性としての素直な意見は、観ている我々に新たな「気づき」を与えてくれます。
アート作品は、ひとりで腕組みをし眉間にしわを寄せ難解な感想を述べるために存在しているわけでなく、等身大の意見を共に言い合いながら、他者とインタラクティブに繋がるきっかけとなるものです。
双方向性的なアートから受ける感想を他者と語り合える場所が『Musée du ももクロ』なのです。展覧会はひとりより、みんなとワイワイとツッコミでも入れながら観る方が100倍楽しめます。ましてやその相手がももクロちゃんであるなら申し分ないですよね!
さてさて、駆け足でアートファンこそ『Musée du ももクロ』を見るべき理由を3つ語りました。
百聞は一見に如かず。Blu-rayも発売になった今がチャンスです!是非観てください。はまりますよ、確実に。
(文責:Tak/『青い日記帳』主宰)