大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(スプリンターズS)

大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(スプリンターズS)
いよいよG1が始まります。今週はもちろん9月28日(日)の中山11R・スプリンターズSを予想します。このレースは傾向がはっきりしつつ、今年の人気馬が年齢的にあてはまらない馬が多いので、穴党にとって腕が鳴るレースと言えます。傾向を先に確認しておきましょう。
【スプリンターズSの傾向・特異点】(過去10年)
・父非サンデー系が8勝
・母父は米国系も来るが、欧州系に穴っぽさあり
・基本は若い馬。高齢馬の激走はあるがほぼ内枠
・前走5~9番手で今回先行しそうな馬
古馬混合G1レースは基本的に若さが優先です。そうでないのは宝塚記念、エリザベス女王杯、マイルCSなど、コース設定にギミックがあるG1だけ。スプリンターズSは近年とくに前優位、先行優勢のスピード志向ですから4、5歳馬が中心。6歳以上はリピーターと内枠をケア。6歳世代に人気馬ぞろいですが、若さオリエントのレース傾向を覆すほどの傑出度かと言われると、個人的には懐疑的。
◎⑬ジューンブレア。
過去10年で走るタイプの傾向通りの4歳牝馬が出てきたので、ここは乗っておきます。前走CBC賞は2着でしたが、行きたがるのをなだめていたらつつまれ、口向きの悪さを見せつつも(そのためノーステッキ)鞍上が手の内に入れたところで直線前がパカッとあいて伸びたもの。馬群でそれなりながらも行儀よくレースするアメリカンファラオ産駒とか、大いに意外性を見せてくれており、できれば外のプレッシャーがない状態で今回はレースしてほしい。ゆえにこの馬は外枠歓迎。あとは武豊に一任といったところ。
○⑮ルガル。
去年の勝ち馬。前走香港5着以来の休み明けですが、去年も高松宮記念10着以来でしたから、ことさら気にしなくてもいいでしょう。今年はピューロマジックがハナ争いから降りそうで、少々前半の流れが緩くなるのが去年と違う点。枠もだいぶ外。仕上がりそのものはいいので、川田の運びがポイントになりそう。
▲②ヨシノイースター。
高齢馬に手を出すなら、ここがG1初挑戦という鮮度がある内枠のこの馬。もちろん勝った実績のあるサトノレーヴやママコチャに相応の評価は必要ですが、ここまでG1を勝ててない6歳以上の馬には軸にすることもないかと。もちろん7歳でG1初挑戦なのは、ここまで身の丈を考えていたこともあるわけですが、現状のスプリント路線なら、という見立て。

馬券は3連単フォーメーション。
<1着>⑬⑮→<2着>⑬⑮→<3着>②④⑤⑦⑪。
<1着>⑬⑮→<2着>②④⑤⑦⑪→<3着>⑬⑮。20点。
text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC