大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(桜花賞)
大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(桜花賞)
今週は、樋渡結依さんをゲストに迎えて配信(YouTube(logirl 【テレ朝動画公式】YouTube)美味しい競馬#198)しております。予想するのは4月13日(日)の阪神11R・桜花賞です。
樋渡さんはTCK(東京シティ競馬、大井競馬のことです)公式LIVE「ウマきゅん」に出演しており、先日卒業したばかりです。かのギャンブル芸人じゃいさんの薫陶を受けていますから、本配信とも縁続き…と強弁できなくもありません。趣味は競馬予想と野球観戦で千葉推しとのこと。渋い。
さて先週の大阪杯は◎ベラジオオペラが1着、☆ロードデルレイが2着でした。レース内容的には内優位の高速ラップで外から押し上げたロードデルレイの強さが目立ちました。前のレースで同牝系のシヴァースが勝ったように馬場がぴったりだったのはありますが。桜花賞は3歳牝馬限定戦。馬場コンディションや通るコースの内外より、スムーズにレースできるかが重要です。
◎②エリカエクスプレス。
正直、もまれそうな枠を見て◎をやめようかと思ったのですが、陣営から「ミストレスが入ってくれてある程度ペースが流れるのは歓迎」とのコメントが出ています。ミストレスはランフォーヴァウの回避で出走が可能になったのですが、明確な逃げ馬が入ることで、よどみないペースの好位が取りたいこの馬には流れが向く、と陣営が判断しているのは大きいですね。これなら大丈夫かと。キャリア2戦で桜花賞を制したのは過去10年で1頭だけ。ただ、その1頭が父エピファネイア、杉山晴厩舎のデアリングタクトなので、経験不足と切って捨てるのも軽率と言えましょう。リファール系、ダンチヒ系、サドラー系と累代ノーザンダンサー系が重ねられた欧州牝系で、エピファネイアはサドラー系との相性がいい。そして桜花賞は母父ノーザンダンサー系と相性がいい。この配合は牡馬に出るとちょっと重そうですが、牝馬だと重苦しくなく軽快な脚が使えます。あと配合はオークスっぽいですが、個人的には桜花賞向きだと思います。仕上げも全力感があります。杉山晴厩舎には今年の3歳、なんと10頭のエピファネイア産駒の名があり、内4頭が2勝。ここ出走の2頭と、牡馬には若葉S勝ちジョバンニがいます。デアリングタクトの牝馬3冠達成による「エピファネイア使い」としてのトレーナーの評価がいかに高いか分かると思います。
○⑦エンブロイダリー。
巷間、散々言われていますが、クイーンCの勝ち時計1分32秒2は強烈です。前週の東京新聞杯が1分32秒6と古馬のG3より速い。主戦はルメールですが、オーストラリアでローシャムパークに騎乗するため不在。その穴を埋めるのはモレイラですから乗り替わりによる影響も無視できます。あえて言うならメジャーエンブレム感が漂います。メジャーエンブレムもクイーンC1分32秒5の好時計で勝ち、前週の東京新聞杯(スローで1分34秒1)より大幅に速く、単勝1.5倍に推された末に桜花賞は4着。3歳牝馬というのは難しいですね。まあ先達は先達。関東馬ですが栗東入りしており、先達のように輸送の影響を気にする必要はありません。
▲⑩トワイライトシティ。
杉山晴エピファネイアの二の矢です。アネモネSの時計が平凡なので、僚馬との差はいかんともしがたいところですが、好位に構えられてレースセンスがいい。アネモネSは本番とつながらないとはいえ、もともとフィリーズレビュー除外で回ったレースですし、少々行きたがるレース内容からもペースが上がってもそこそこ走れるのでは、という予感はあります。
馬券は3連単フォーメーション。
<1着>②→<2着>⑦⑩⑯→<3着>⑦⑨⑩⑫⑭⑯。15点。
text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC