大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(菊花賞)

大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』

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大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(菊花賞)

 

先週の秋華賞は堅い予想を出して堅い結果になったので、外れましたが穴志向の記者はそういう結果に安堵します。堅い予想をして荒れたら「どうしてこれを見抜けなかったのか?」と果てしない自問自答が始まるからです。今回は「選択ミスだけど大枠は合ってた」わけです。10月20日(日)の京都11R・菊花賞 は特に相性がいいわけではありませんが好きなレース。何せ普段は血統を全く考えない人でも、このレースは血統を気にしますからね。血統の比率が高い筆者の予想は力が入るというものです。今回の配信(YouTube(logirl 【テレ朝動画公式】YouTube)美味しい競馬#182)では、ほのかさんをゲストに迎えて、もう菊花賞なのでいろいろ話しています。菊花賞っていくら語っても足りない…!

 

で、今回は予想の前にルメールの話を。長いので予想が見たい方はスクロールしてください。

ルメールは菊花賞でアーバンシックに騎乗します。他にヘデントールという3勝クラスの日本海Sを圧勝したお手馬もいながら、です。G2勝ち馬とオープン馬なので、前者に乗るのは不思議ではありませんが、ヘデントールは臨戦が昨年の菊花賞馬ドゥレッツァと似ており、明らかに距離が延びて良さそう。一方でアーバンシックはひいき目にみても長距離よりは中距離ベストでしょう。なので、なぜルメールがアーバンシックかを知りたい方もいるでしょう。筆者も何人かから聞かれました。なぜかは知りません。ルメールもなぜかは語りません。どちらの陣営もお得意さまで、騎手には凄腕営業マンの側面もありますから序列を付けるようなことは言いません。まあ、なぜかは知りませんが経緯については――

  • 本人(ルメール)が決めた
  • 他者が決めた

この2通りしかありません。事実が①なら明快です。ルメールの中で菊花賞での勝ちやすさがアーバンシック>ヘデントール。②は、両馬ともクラブ法人の馬ですから、エージェントの可能性もありますがおそらくノーザンファームの意向とみるのが妥当でしょう。これもエース騎手を乗せるのはアーバンシックがふさわしいとみなされたことになります。

つまりどう転んでもアーバンシック>ヘデントールとなるわけですが、ここで一つ注意を。菊花賞というレースの勝利可能性の判断は、ルメールであっても、ノーザンファームであっても「間違う恐れ」が少なからずある、ということです。ルメールの充実は今に始まったことではありませんが、彼が卓越しているのは騎乗技術であって、勝ち馬予想ではありません。ヘデントールの日本海Sにドゥレッツァを見いだした方は、自信を持って買っていいと思います。勝ち馬予想においては、あなたがルメールやノーザンファームを凌駕する可能性が…あると思います、あるといいなあ。

 

◎⑪ショウナンラプンタ。

ルメールの話を上で延々書きましたが、今回のキーホースはメイショウタバルです。逃げ切るには中盤でドカンと13秒台にラップを落とすのが常道ですが、無理にためて折り合いを欠くぐらいならずっと12秒台で引っ張るかもしれません。ずっと12秒台だと直線はサバイバル戦になりますね。ショウナンラプンタはどうにもディープボンドっぽいので、そうしたラップにも適性はあるとみました。

○⑫シュバルツクーゲル

道悪要員ぐらいの穴候補とみられていると思いますが、キズナ×ドイツ馬でイメージはワールドプレミアです。ワールドプレミアほどの機動力には至りませんが、ルメールが乗った前走3勝クラスVが開眼したと言っていい内容。ダイヤモンドSかもしれませんが、オッズもつくことから菊で先物買い。

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馬券は3連単フォーメーション。

<1着>⑪⑫→<2着>④⑪⑫⑯→<3着>①④⑥⑧⑨⑪⑫⑯。計36点。

text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC

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