××××年5月26日 曇りのち巨大生物
私は5王国を渡り歩く商人コン・チュウ。
日々の記録として「王国日誌」というブログを書いている。
ジェラミーがまさか人間とバグナラクから生まれた存在だったとは…。
キングオージャーの伝説を伝える本を書いた「語り部」で、人類滅亡の予言を残した張本人で、だいたい2000歳で、「人間やバグナラクを含む全てを統(す)べて、世界の運命(さだめ)を定める者」で…って、ちょっと待ってくれ。情報量が多い。
あと、物凄く韻を踏むじゃないか。「狭間の王様、その有様」とかも。
風の噂だと、語り部を目指している姪っ子も最近こんな感じの話し方らしい。
語り部というか…このままだとラッパーになるんじゃないか? 姪っ子よ…
「かわいい姪っ子をたぶらかして(?)なんて男だ!」と思っていたし、笑顔がなんだか怪しいし、言っていることがよくわからないジェラミーだが、私としては彼みたいな存在がいるだけでどこか救われた気持ちになる。
定住の地がなく、5王国を渡り歩いている私のような商人は、人々から「よそ者」扱いをされてよくない思いをすることが稀にあるからだ。
こういう私のような人間も、ジェラミーが言うような「狭間に生きる者」「半端者」なのだろうか。
そう考えると、ジェラミーってなんだかいい奴だなと思うんだ。
かわいい姪っ子をたぶらかした罪は重いが。
そうそう。そういえば最近、仕事の関係でンコソパに行ったんだ。
今はテクノロジーの国なんて言われているけど、ちょっと前までこんな感じの場所がたくさんあったなんて信じられないな。
ちなみに、久々に会ったンコソパ出身の商人仲間から聞いた話だと、「次にバズるのはコレ」らしい。
えーっと…なんだか見たことがあるな。本当にコレがバズるのか?
でも、ンコソパ出身の商人仲間の言うことって結構当たるからなぁ…。
今度クライアントに話してみようかな。
さて、そろそろ今回もここで「今週のお知らせ」を!
『王様戦隊キングオージャー』第13話「怒りのスパイダー」は、明後日5月28日(日)朝9時30分放送!
なんだかんだ言いながらいつも笑顔なジェラミーが激怒した時、王様は、バグナラクは、世界は…一体どうなる!?
そして、ジェラミーが降臨させた、禁断の守護神とは!?
第13話も気になりすぎるのでリアルタイムで視聴することにしよう。
そのためには、急いで仕事を終わらせないと!
ということで、本日のブログはこれでおしまい。