今週、一組のカップルがイギリスで結婚式をあげた。
日本人のKanさんとイギリス人のパートナー・Tomさんだ。
幸せな幸せな結婚式。
ただ、二人には日本で結婚したいという夢があった。
同性婚が認められていない日本を出るという決断をしたKanさん。
その思いを今回伺った。
実は、Kanさん、私の大学生時代の同級生である。
大学時代多くの人に囲まれて、
LGBTの活動を熱心にして、
とっても明るい表情で颯爽と校内を歩く姿は
私にとって輝いて見える存在であった。
誰もがKanさんさんのことを知っている。
それはKanさんが“LGBT”だからではなく、男女とか関係なく、
魅力的な人だから。
魂から輝いていたから。
素敵な人がいるなと思いながらも同じ授業をとることはなく、
そのまま卒業に。
ただ数年後、KanさんがNETFLIXのリアリティショー『クィア・アイ』に出演。
同級生の中でも話題になり見てみると
そこには私の知らなかったLGBTとしてのKanさんの葛藤や苦しみがあった。
LGBTの方々に対していかに日本の環境が整っていないか。いかに社会の理解がないか。
その事実を改めて見せられた。
そういった環境の中でもKanさんは、状況に折れそうになりながらも絶対に負けずに
前に前に自分の人生を自分らしく歩んでいく。
その後、ずっとお付き合いしていたパートナーのTomさんと結婚することに。
でも、同性婚は認められていない日本。
結婚するには日本を出るという選択肢しかなかった。
ちょうどその頃に私も結婚という自分の門出にあった。
ようやく出会えた大好きな人と日本では結婚できなかったら?
今の仕事も全部捨てて、海外に行かないと結婚できなかったら?
友達も家族も置いて、別の国で暮らさなければならなかったら?
異性だと当たり前にできていることが、同性になると当たり前ではなくなる。
誰かを愛したり人を好きになった時に
ずっと一緒にいたいなとか結婚したいなと思うのは誰もが思うことなのに
ただ、それが同性同士というだけで日本では叶わない願いになってしまう。
愛する人ができること、とっても好きな人に出会えること、一生一緒にいたいと決意できること。
それだけの人に出会えること自体がとっても奇跡でとっても尊いことなのに。
だからこそ私はKanさんに話を聞いて、Kanさんと一緒にこの現状を伝えたかった。
Kanさんは言う。
「異性であっても、同性であっても。本当に愛し合っている二人なんですよね。でもそれが認められるかどうかって
その国とか制度によって決まってしまっている。国を出ないと自分の好きな人と結婚できないような状況にあるというのは、
変わるべきだと思っています」
Special thanks to Kan,
we’re grateful for the opportunity to broadcast your life experience and your thoughts.
YouTubeで完全版が見られます。
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