俺のダチ。
皆様、こんにちは。
仮面ライダーマッハ/詩島剛役の稲葉友です。
46話を観てくださった皆様、ありがとうございました。
台本を読んだ時、心底素敵なドラマを任せていただけたな、
と嬉しくてたまらなかったことをよく覚えています。
同時にこれは大仕事だな、と。
上遠野やら、いろいろな人がしれっとプレッシャーをかけてくるもんだから
胃が痛くなりました。
現場では稲葉友がどうやりたいか、というのを一切捨てて、
詩島剛がチェイスや蛮野から何を感じて、
苦しくなって、怒って、動いて、涙を流して、言葉を吐くのか,
というのを大事にやらせていただきました。
スーツアクターの方々とのやり取りや
現場での僕の想いを汲んでくださったスタッフの方々には心底感謝しています。
剛のチェイスに対する「ダチ」というものは、
素直になれなかったとか、意地を張っていた、
なんて単純なものじゃなかったんだな、と剛をやっていて思いました。
人間とロイミュードの確執を一番強く感じて、責任と絶望を抱えていた剛にとっては、
チェイスを「ダチ」として心の底で受け入れることが何より怖かったんじゃないか、と思います。
霧子が来た時、どんな顔をしていいのか、本当にわかりませんでした。
父親との決別も、絵面としては劇場版の進ノ介とベルトさんのものと一緒ですが、全く別のものになりました。
辛いも、楽しいも、苦しいも、幸せも、絶望も、
全部飲み込んで、剛は最後によくやったと思います。
ブレンやチェイスから渡されたバトンを次に、
ハートやメディック、進ノ介や霧子につなげていければいいな、と。
あとは任せた。
来週もお見逃しなく。
それではオツカーレ。
ありがとう、チェイス。