2012年12月02日 09:30
こんにちは!“題名舞台裏ウォッチャー”キャンディーです。
早いものでもう師走ですね!街はクリスマス一色となりつつあり、年末に向かって一直線という感じですね。先週ロケで訪問していたイタリアも、お店のショーウインドウはクリスマス向けのデコレーションで盛りだくさんでした。しかしカトリックの国・イタリアですら、日本よりクリスマス色が控えめ(というより日本が派手?)だったのは気のせいでしょうか。
 
 さて、今日の放送はそんなイタリアからやって来たすごい金管五重奏ユニット、ゴマラン・ブラスのみなさんでした!諸般の事情で、一部代役メンバーでの来日でしたが、ものすごい迫力でしたね。2人のトランぺッター、マルコ・ピエロボンとマルコ・ブライトという“ダブル・マルコ”を中心に結成されたゴマラン・ブラスですが、通常皆さんはイタリアの有名オーケストラの首席奏者など務めていらっしゃいます。しかしクラシックのみならず、ポップス、ジャズ、そしてダンス!?と、幅広いレパートリーをお持ちの、まさにジャンルの壁を超えたスーパー・パフォーマー集団でした。皆さんも作品をよく知らなくても、どんどん演奏に吸い込まれていったのではないでしょうか。
 
ゴマラン・ブラスがやって来たイタリアとは、今でも主要な音楽用語(アレグロなど速度表記やフォルテ、ピアノという強弱記号)にイタリア語が用いられているように、音楽の中心地です。建物も石造りで、今回のような金管楽器向けの作品はまさにこういう硬い石の壁に反響されることを想定して作られたものなのでしょう。歴史の積み重ねによって街全体が芸術品として作り上げられているかのようです。

しかしながら現在のイタリアは、音楽家にとっては決して過ごしやすい国ではないようです。もちろんすべてに当てはまることではないですが、経済危機の影響か賃金未払いという事態が次々と起こったり、特に演奏家を困らせているのは、今年になって突然、劇場所属の奏者たちは劇場外で自由に演奏活動することを厳しく取り締まられるようになりました。今回番組に来れなかったメンバーも、こうしたイタリアの新しい政策の影響によるものでした。

 

しかしながら今日の演奏は、そんな背景があったことなど微塵も感じさせないものでした!それぞれのお国事情があるかと思いますが、日本にいながらイタリア本場の演奏の醍醐味をこれからも味わえるといいですね。