こんにちは。“題名舞台裏ウォッチャー”キャンディーです。
異例の開花の早さで、今日はすっかりお花見日和となりました!「桜って、冬の寒い間に開花に向けてちゃんと準備を進めているのね~」と妙に感心してしまいました。
さて、今日は全日本吹奏楽コンクール全国大会で演奏された人気曲を中心に「伝説の名演」と呼ばれる作品を特集しました。番組公式Twitterで「もう一度聴きたいコンクールの名演はなんでしょうか?」と呼びかけたところ、瞬く間に多くのリクエストが、思い出エピソードと共にお送り頂きました。ご協力下さったみなさま、ありがとうございます。ほんの一部しか取り上げられなかったので、ご期待に添えずご不満に思われた方はごめんなさい。
しかし、どの演奏もさすが全国大会の金賞受賞作品だけあって聴きごたえがありました。これらの演奏者のほとんどが、中学校や高校に入って初めて楽器を触った生徒たちとは思えないレベルの高さです。「全国大会で金賞を取るんだ」という意気込みがひしひしと伝わる、緊張感あふれる演奏ばかりでした。
若かりし日の佐渡さんが、ひたむきに指揮されていた姿を見ることが出来たのも「お宝」でしたねっ。
これだけの演奏にまとめ上げるのには、1年間コンクールに向けた曲ばっかり練習するのだろうなと思っていたので、金賞常連校・淀川工科高等学校(以後、淀工と表記)吹奏楽部の名物顧問・丸谷先生の言葉は衝撃的でした。「もちろんコンクールに対しては一生懸命取り組むけのだけれど、部活のメインは“お客さんに楽しんで頂く演奏会”へ向けた練習であって、それらの活動を通じて「音楽は楽しい」ということに行きつかなければ、逆にコンクールで金賞は取ることはできない」とのこと。
事実、淀工では入部したての新人メンバーが中心となって演奏するコンサートが大きなイベントとしてあり、そこでは演奏のみならず、踊りあり歌ありと、いかにお客さんに楽しんでもらうか作り込みます。そして夏には恒例の大阪あいりん地区での「たそがれコンサート」。集まるお客さんは演奏に対して決してお世辞を言うような方ばかりでない中、毎回拍手喝采を浴びています。まさに音楽で結ばれる場です。こういう活動を通じて「音楽をすること」の意味を十分理解して、感じて、初めて「金賞」を獲得できるのですね。
今回コンクールについて調べてみて一番思ったのは、顧問の先生がいかにして「音楽の喜び」に導くことが出来るのかが重要だ、ということです。音楽は決して競うものではなく楽しみを分かち合うものだということが根底になければ、コンクールはまるで格闘技の一種になってしまいますし、結果のみで終わってしまうような気がします。
音楽は楽しむものです。全国大会に進めなかったとしても、青春時代に熱中した音楽経験を、是非その後の人生にも反映していきたいものですね。
