2013年09月22日 09:30

 こんにちは。“題名舞台裏ウォッチャー”キャンディーです。今週は夏の暑さがひと段落ついたと思いきや、台風が日本列島を襲い大雨で川が氾濫するなど大変な被害が発生しましたが、皆様はご無事だったでしょうか?

 

 さて今日の放送は、東日本大震災復興支援のために立ち上がった8人の作曲家によるプロジェクト「魂の歌」の特集をしました。中心となったのは作曲家・岩代太郎さん。大河ドラマ「義経」や映画「レッドクリフ」、近作に映画「許されざる者」「利休にたずねよ」「武士の献立」など話題作を数多く手掛ける作曲家でいらっしゃいます。

 岩代さんも他の音楽家に違わず、震災直後に「何かをしなければ」と思われたそうですが、果たしてその思いが現地の方に本当に受け入れられるものなのか、もっと食べ物など直接的な支援の方が必要とされているのではないだろうか、と考えた末、時期をみて今年の2月にこのプロジェクトの発表をされました。その時にはすでに他の7人の作曲家と共に作品を書き下ろし、CD録音も済まされていたのですが、4月に東京でこれらの作品を中心とした支援コンサートをされ、本日の放送に至りました。

 復興支援の方法は、とても難しいと思います。こちらの思いをどのような形にすればきちんと届くのか。果たしてそれは求められているものなのか。とても繊細な問題かと思います。その一方で、自分の立場でなければできない支援方法もあるかと思います。まさに岩代さんは「作曲家である上で、作品を書き遺さなければ意味がない」というお考えに到達し、作曲家たちが各々の作品に思いを反映し作曲されました。

確かに、この音楽を聴いたところでお腹がいっぱいになる訳ではないでしょうが、作品に遺し演奏し続けることによって、忘れてはならない震災の悲劇を後世に伝えることになるのではないでしょうか。これはとても重要な役割かと思います。

 

 このところ想像のつかない悪天候が続き、自然の脅威を感じざるを得ません。番組ではこれからも「音楽にできること」を追求していきたいと思います。

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