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2008年07月27日 09:30
兵庫芸術文化センター管弦楽団との「ベートーヴェンツアー」が始まった。関西を中心に全部で7公演。「題名」効果が明らかで、どの公演も超満員。演奏はもちろん熱いけれど、お客さんも熱い!お茶の間でテレビ画面を見ていたけれど、実際の演奏会に足を運んでみようという風に、新しいページを開いた方で一杯です。終演後のサイン会で「コンサートデビューです!」と顔を赤らめて感動を伝えてくださる方もいて、嬉しい毎日です!
ゴルフの方も、しっかり再開。公演の合間にはコースにも出て、オフの日は上田桃子ちゃんのコーチ、江連忠さんのゴルフアカデミーで、朝から日が沈むまで球打ち。題名の画面でも、どこかで急に僕が日に焼けて黒くなっているはず(笑)
さて、今回は巨匠カラヤンの特集です。僕にとっては初めてのスタジオ収録でしたが、多彩なゲストを迎えて、好きなだけおしゃべりさせてもらいました。(かなりカットされているとは思いますけれど…)カラヤンは僕だけでなく、世界中のそれはそれは大勢の音楽ファンに多大な影響を与えた、間違いなく歴史に名を残した偉大な指揮者です。面白いのは、僕は子供の頃からカラヤンが好きだったから、いつもノートなどにカラヤンの似顔絵を描いていたのですね。バーンスタインも描けたけれど、この二人の違いがなかなか難しい!そりゃあ絵を描いていた当時の僕にしてみれば、外国人で、白髪で、燕尾服を着ていてとなると、その違いを出すのは非常に難しいのです。でも今から思うと、二人はとっても似ているところがあったのではないかなぁと思うのです。確かに指揮のスタイルも違っていたし、レパートリーにも違いがあった。終演後に誰よりも早く劇場を出てしまうカラヤンと、スコッチを片手に最後まで楽屋で飲んでいるバーンスタインという具合です。ただどちらも、舞台の袖から聴衆の前に姿を現した瞬間、会場が心地良い緊張と、この人に会えた深い満足感、そして溢れるような音の快感に満たされたんですね。つまり、その場にいて良かったと心から思えたのです。
まあ、それがカリスマ性ということなのでしょう。生まれ持ったもの、人の知らない苦労と努力、その指揮台にたどりつくまでの運と出会い。生の舞台で見るカラヤンは、神々しささえ感じました。選ばれし者だけが持つ光。その光がオーケストラを統率し、自由にし、眩しく、聴衆の心を縛り付けることが出来たのでしょう!
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