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2008年09月14日 09:30
今は頭の中が「カディッシュ」一色です。バーンスタインの交響曲第3番「カディッシュ」のことですが、このブログが出る日曜日には、兵庫芸術文化センター管弦楽団(PACオケ)と「カディッシュ」の本番3日目を迎えています。合唱が約170名。オーケストラが80名。天羽明惠さんをソプラノ独唱に、そして女優原田美枝子さんを語りに迎えます。そう!今回は日本語でのナレーションで、日本語版はなんと世界初演なのです!原田さんの言葉の強さは感動です。翻訳を担当してくださったのは、松岡和子さん。シェークスピアを始めとする、たくさんの演劇台本等を翻訳されてこられました。さらに、この公演にあたって、特別な協力をしてくださったのが、関西学院神学科の田淵結(むすび)先生。実家に帰ったときぐらいしか、仏壇に手を合わせない僕も、何時間も先生と宗教学をお勉強しました。大曲であり、難解という理由もあり、生で聴く機会のとっても少ない曲です。それでも西宮は3日間超満員です。ここ兵庫には、とっても創造的な時間があります。
さて、そんな西宮を、この夏最も熱くさせたのが、オペレッタ「メリー・ウィドウ」。何しろ2000人のホールで12回公演だったのですよ!日本を代表する歌手達、そして同じ人間だとは思えない、素晴らしい“お身体”のダンサー達!イタリア人のスティーヴ・アルメリーギが作った豪華な衣装。若手イギリス人装置家サイモン・ホルズワースが製作した、お洒落でファンタジー溢れる舞台。そうしたものを何倍も美しく見せる照明。兵庫では桂ざこばさんの案内で舞台が爆笑の渦で幕を開けました。そして宝塚トップスターの平みちさんが、舞台にまた別の楽しみを与えてくれました。兵庫では、これでもかこれでもかと、名ナンバーを並べましたが、えいっ!思い切って、今回の「題名のない音楽会」では神田山陽さんのナレーションで、なんと30分でお届けしてしまいました!これ、面白いかもね。山陽さんの才能があれば、どんな作品でも30分でやってしまえそうな気がします。それでもワーグナーは、2時間ぐらい必要かなぁ?
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