2011年05月22日 09:30

 こんにちは!「題名のない音楽会」舞台裏ウォッチャーのキャンディーです。
今週の最大の出来事は、何と言っても佐渡さんがベルリン・フィルに指揮デビューしたことです!「題名のない音楽会」でも特集を組むために現在ベルリンで取材中ですが、チケットがSOLD OUTになるほど現地でも注目を浴びている公演です。
 この日を迎えるまでに4月中旬に日本を発った後、イタリアやドイツ各地で公演が続いていた佐渡さんでしたが、そのためかリハーサルでお会いした時は少々お痩せになったご様子。しかし気力十分で、少しでもハーモニーが乱れると、例えばクラリネットとオーボエだけというように楽器を抜き出して和音の響きを確認するなど、とても丁寧にウィーン仕込みのドイツ語で言葉巧みに説明されていました。休憩時間には団員と談笑しコミュニケーションを深めており、ベルリン・フィル団員のこういった友好的な姿勢が、あの伸びやかな音楽を生み出しているのか、と思いました。
 そんなこんなであっという間に本番を迎えましたが、初日終演後には、番組にも先日ご出演頂いたフルート首席奏者のエマニュエル・パユが佐渡さんの楽屋に訪れ「とても楽しかったよ!」とねぎらっていました。今回のコンサートの模様は「題名のない音楽会」では6/5(日)、12(日)の2週に渡っていち早く特集しますので、どうぞお楽しみに!

 

 さて今週の放送ですが、大人気俳優の八嶋智人さんをお迎えし、ブラームスの「二重(ドッペル)協奏曲」の特集でした。佐渡さんから「猿の惑星?」とちゃちゃを入れられるほど、すっかりブラームスに変装して頂いた八嶋さんでしたが、動きとしゃべりは八嶋さんそのもの!細かな表現はさすが役者さん、八嶋ワールドにどっぷりと引き込んで下さいました。なんと八嶋さん、この日の本番収録はご自宅から自転車で駆けつけていらっしゃいました。あのスピード感溢れる身振りは、こんなところも関係しているのかもしれませんね。

 この放送は、ちょうど佐渡さんがヨーロッパに発たれる前日に収録しました。まさにエネルギーがグングン上り詰めた状態で、そんな勢いを感じられたのではないでしょうか?演奏して頂いた兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)はご存知の通り佐渡さんが芸術監督を務めるオーケストラですが、佐渡さんはベルリン・フィルとの初日を終えた後、今回の経験を、PACのメンバーに飲みながら(!)「ベルリン・フィルのメンバーは、腰を浮かして演奏するほど、もっともっと本気度が高いんだぞ」としっかり伝えたい、とお話しされていました。そんな指導を受けた、この若きオーケストラの今後の活躍も楽しみです!