こんにちは!「題名のない音楽会」舞台裏ウォッチャーのキャンディーです。
今週は、佐渡さんのベルリンフィル指揮デビューのCDが発売になりました。なのでテレビやラジオ、新聞など、佐渡さんを目にする機会が多かったのではないでしょうか?佐渡さんはこの印税分を東日本大震災の義援金に寄付されるそうですので、みなさん、どうぞよろしくお願いします!
さて本日の放送「なんてったってオーケストラ」いかがでしたか?ざっくばらんに思っていることをお話し頂くために、クラシックの演奏家とは不似合いな純日本家屋のセットにしました。音楽苦学生が夜な夜な誰かの家に集まって将来の夢を熱く語っているイメージです(昭和の世界ですが…)。当初は佐渡さんの家ってことでしたが、「俺んちはもっとモダンや」の一言で、その設定もいつの間にかウヤムヤになっています…。
今回は、海外でも活躍する一方で日本の東京外のオーケストラ活動にも熱を入れていらっしゃる指揮者、飯森範親さんと金聖響さんにお越し頂きました。思えば指揮者はなかなか他の指揮者と一緒になる機会がないようで、今回のように指揮者同士で話し合うことも珍しかったようです。でも皆さん、日頃からオーケストラのあり方を考え行動されているだけあって、話しは尽きることなく、収録時間もたっぷりかかりましたよ!
そしてある意味今回の主役である、各地域のオーケストラスタッフも、お忙しい中わざわざこの収録のために上京して頂きました。質の高い演奏をするだけでなく、いかにそれぞれの地域に愛される存在になるのか、本当に大変なことかと思います。佐渡さん率いる兵庫芸術文化センター管弦楽団でも、近隣の学校を細かくまわったり、大きなコンサートの前には前夜祭を街を巻き込んで開催したり等、クラシック音楽が決して特別なものではなく身近なものであり、よく分からないけどなんだか楽しそう、と地域の皆様に感じて頂く工夫が随所にちりばめられています。その努力たるや、頭の下がる思いです。
佐渡さんは幼少期を京都で過ごされていますが、いつも京都市交響楽団の演奏を聴きに行っていたそうです。「ベルリンフィルで指揮をする」という夢を見られたのも、身近に京響という生のオーケストラと接する機会があったからでしょう。
今日ご紹介したような各地域のオーケストラの活躍で、未来の佐渡少年がいっぱい育つと素敵ですね!
