2011年08月07日 09:30

こんにちは!“題名舞台裏ウォッチャー”キャンディーです。
いよいよ来週は河口湖での番組収録です。収録会場の河口湖ステラシアターでは毎夏、佐渡さんが監修された音楽祭を開催していますが、今年で10周年を迎えます。今回の番組収録はそのオープニング・コンサートという位置付けでもあるのですが、収録にあわせて大月駅から河口湖駅までは特別列車「題名のない音楽会号」も走ります!東京からお越しの方は高速バスで特別号もありますので、どうぞご利用下さい。  
観覧に落選された方も、8月20日(土)までコンサートは毎日開催していますので、是非この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか?富士山からパワーをもらって元気になりましょう!詳しくは「富士山河口湖音楽祭」までアクセスして下さい。
 
さて今日の放送いかがだったでしょうか?音楽に詳しくない方も「どうやらヴァイオリンは高いらしい」という印象はお持ちになっているくらい、名器といわれるヴァイオリンの高値はニュースでも取り上げられるほどです。なんせ300年ほど前に作られた楽器を世界中のヴァイオリニストが取り合っているのですから。
しかし、誰でも名器を入手すればただちに素晴らしい音が出せるかと言うとそうではなく、今日ご出演頂いた千住真理子さんや、ストラディヴァリウス“ルーシー”をお持ちの高嶋ちさ子さんも以前、いい音が出るまで時間がかかり苦労した、とお話されていました。まさに楽器が演奏家に対して心を開くのを待っているような感じですね。まるでヴァイオリンにも魂があるような気がします。
楽器の持つ潜在能力を目覚めさせ、引き出せる演奏家でないと、名器もただの高いガラクタです。まさに演奏家と楽器がお互いの能力を引き出し合って、初めて名器といわれる存在になれる、ということですね。大谷さんが現在ご使用のヴァイオリンを初めて見たときに「これだ!」と一目惚れしたとお話しされていましたが、演奏家人生を一生共にする“相棒”との出合いは運命です。そういう意味では演奏家にとって値段ではなく、相性のいい楽器が名器なのでしょう。
 
今日はヴァイオリンを特集しましたが、もちろん他の楽器でも、演奏家の楽器に対する愛情は同じです。この思いはプライスレスです!他の楽器でも特集を組みたいと思いますので、リクエストお待ちしておりま~す!