こんにちは。“題名舞台裏ウォッチャー”キャンディーです。東京ではすっかり葉桜となり、夏らしい陽気となってきました。
さて、今日のゲストは去年「あまちゃん」の音楽で日本中を熱狂させた音楽家・大友良英さんの登場でした!他局ではございますが、私も「あまちゃん」にどっぷりハマった一人で、「朝起きるのが辛い」「月曜日が憂鬱」という一生解決しないと思われた悩みを、「あまちゃん」を見る楽しさでむしろ待ち遠しい気持ちになったものでした。そしていよいよ待ちに待った放送時間に、飛び抜けて明るくて、でもちょっと凸凹な感じのテーマ曲が流れるのを聴いて元気になったものです。そのテーマ曲をはじめ、劇中曲をすべて作曲されたのが、こちら大友良英さんです!
しかし、こんなに楽しい音楽を書いた大友さんが、実はノイズ・ミュージック界で世界的に有名な方だと分かったのは、これまた他局ではございますが「笑っていいとも!」にご出演された時のタモリさんとのやりとりからでした。音楽通のタモリさんが「あの曲って、ノイズ・ミュージックだよね?」と問いかけたところ、大友さんが大喜びで「よく分かってくれました!」と感激されていたのです。「何だ?ノイズ・ミュージックって?」この瞬間に、番組のテーマが決まりました。
実際にお会いした大友さんは、とても気持ちのいいまっすぐな方でした。今日の放送でもみなさんお感じ頂けたのではないでしょうか。収録前の佐渡さんとの打ち合わせでも、大友さんは「分からないものに変にいいね、って同調しないで下さい。そんなに共感される音楽ではないので。」とお話しされていた、とても正直な方です。
そして音楽が大好きな方なんだな、とつくづく感じました。放送ではほんの数秒しか映し出せませんでしたが、大友さんが中学2年生の時に初めて作ったシンセサイザーの製作メモ、よく読むとその試行錯誤ぶりがしっかり書き留められています。例えば「鍵盤のスイッチは高価なエレクトン用のものにすればいいのだが金がないのでやめた」「黒鍵・白鍵をつくる作業はとても難しいので黒鍵は省きVR調整でごまかすことにした」といった主旨の内容など、いかにも中学生らしい、しかし非常に愛情をもって製作に取り組んでいる姿が思い浮かばれます。そして、当時の人気シンセサイザー「Moog(モーグ)」の文字をデザインを加えた書体で書いているあたり、もうこの楽器が大好きでたまらなかったのでしょうね!
そんな純情中学生がそのまま大人になったような大友さん。「みんなが同じものを好きって言わなくていい。そこからはみ出すものがあっていい」。今回一番心に響いた言葉です。こんな方がすすめるノイズ・ミュージックだったら、ちょっと聴いてみたくなりますよね?
