2011年10月09日 09:30

 

こんにちは!“題名舞台裏ウォッチャー”キャンディーです。
今回は、今年80歳になられた作曲家すぎやまこういちさんの特集でした。今や“ドラクエのすぎやま”ですが、それ以前はザ・タイガースなどのヒット曲を多く生み出した“歌謡曲のすぎやま”であり、1000曲以上作曲した“CM音楽界のすぎやま”として、君臨されていました。
そんなすぎやまさん、そもそもフジテレビでディレクターとして番組を制作されていました。手がけられた番組は「新春かくし芸大会」や「おとなの漫画」など名物番組ばかりですが、代表作は何と言っても伝説的な音楽番組「ザ・ヒットパレード」でしょう。ザ・ピーナッツ、ザ・タイガース、中尾ミエ、伊東ゆかりなど大スターを輩出した番組ですが、この番組でなんとテーマ曲の作曲や番組で紹介する曲の編曲も手がけられていたそうです。
  以上のような経歴を見ると、さぞかし幼少期より音楽教育をがっつり受けていたのではと思いきや、実はすべて独学だったそうです。音楽好きのご両親で、お父さんのギターにあわせて家族で合唱して遊んでいた頃から音楽家を夢見ていたそうですが、戦争たけなわの当時、ピアノなど習うどころではなかったとのこと。
ただ、すぎやまさんの通われていた中学校では音楽の授業が重視されており、先生がオルガンで弾いた和音の構成音を答えるという、いわゆる“ソルフェージュの聴音”といった内容も行っていたそうです。この教育のおかげで大分耳が鍛えられた、とすぎやまさんはおっしゃっていましたが、この授業の本当の目的を聞いて愕然!音の聞き分け能力を高めることによって、飛んでいる戦闘機の種類を見分けるためだからだったそうです。敵機か味方かを知ることはこの時代、最重要だったのです。しかしそんな時代の中でも、すぎやまさんの夢は「オーケストラの指揮者になる」ことで、その後音楽大学を受験することも検討したそうですが、受験科目に“ピアノ実演”があったため泣く泣く断念し、仕方なく(?)東京大学に(!)進学されました。
だからでしょうか、指揮をするすぎやまさんのお姿は、喜びに満ちていますよね。音楽家を夢見たすぎやま少年がそのまま大きくなり、指揮棒を振っているように見えます。
ゲーム大好きなすぎやまさんがゲームメーカーに愛用者カードを送ったのがきっかけで音楽を担当することになった「ドラゴンクエスト」も今年で誕生25周年(50歳を過ぎてから出合ったお仕事なんですよ!)。子供から大人までこの音楽でワクワクするのは、何よりすぎやまさんご本人が音楽を奏でることにワクワクしているからなんでしょうね。