2014年04月20日 09:30

 こんにちは。“題名舞台裏ウォッチャー”キャンディーです。
2020年に東京オリンピックの開催が決定し、世界中から日本の文化にも注目が集まっている中、海外でも人気の高い日本の伝統文化の一つが歌舞伎でしょう。外連味たっぷりな衣装に、他国では見られない独特の所作が、日本の奥深い魅力となっていることでしょう。
 しかし私たち日本人は、どれだけ歌舞伎を知っているでしょうか?イメージはあるけど実態がよく分からない、という方が多いのでは?ということで、今回は歌舞伎の、特に音楽について特集を組むことにしました。
 実際調べてみてまずびっくりしたのが「附師(つけし)」の存在でした。「附師」って響きが、またなんとも仕事人のような感じで心惹かれるのですが、なんと歌舞伎の場面場面に音効さんのごとく音楽をつけている人物だというではありませんか!素人考えでは、歌舞伎のような伝統芸能は昔から決まった場面には決まった音楽を奏でるものだとばかり思っていましたが(もちろんそういう部分もありつつも)上演ごとに音楽を見直し、附け直しているなんて、ちっとも知りませんでした。思えば歌舞伎は大衆芸術なので、その時々流行っていた音楽なども差し込んだことなんでしょうね。

 来月は第3弾ということで、人気尺八奏者・藤原道山さんをお迎えして「日本伝統音楽の特徴を盛り込んだ芸術・尺八」を特集します。どうぞお楽しみに!
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