2014年04月27日 09:30

 こんにちは。“題名舞台裏ウォッチャー”キャンディーです。いよいよゴールデンウィークがやって来ました!「連休は嬉しいけどお金がなくて遊びに行けない!」という方は、是非ゆっくりお家でテレビをご覧ください!この連休用に「題名のない音楽会」はゆったり楽しめるラインナップをご用意しました。

 ゴールデンウィークのスタートは、「アキラさんの大発見!運命」でした。もう「運命」は何万回も聴いたよ~!という方でも、まだまだ新たな発見があるのが名曲のすごいところです。しかし今回アキラさんがお話しされていたのは、大発見というより“再発見”という言葉がぴったりくるような「自然の摂理」という非常にシンプルでかつ基本的なお話しでした。
 「音が上がったり下がったりすることで一喜一憂する」。当たり前のようで、とても重要な音楽の原理です。なぜ私たちは音楽を聴いてわくわくしたり胸が締め付けられるような切ない気持ちになったりするのでしょうか。その楽曲の背景を予め知っているからではなく、音が上がったり下がったりと動くことで心も揺さぶられるのです。では音が下がったから気持ちも下がる、ということなのでしょうか?その下降線のみを強調し畳み掛けたのがこの「運命」なのですが、これだけ下降線を続けられると、逆に気分が高揚することがアキラさんの解説で証明されました。
 
 アキラさんの解説は面白おかしいので、それだけでエンターテインメントになっていますが、実際はとても深いお話しをされてます。特に今回のお話しですが、作曲家は聴き手の心を動かしたくて曲を書いているのでしょうが、その仕組みを読み明かそうとしているのです。思えばそんな基本的で単純なこと、なんで今まで考えていなかったのだろうと反省してしまいました。
 「人はどうして音楽に感動するのか?」人類の永遠のテーマでもあるように思えます。そのくらい深い内容でした。
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