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2012年06月03日 09:30
こんにちは!“題名舞台裏ウォッチャー”キャンディーです。
今週は「題名のない音楽会」の収録が文京シビックホール大ホールでありました。先日佐渡さんが日本フィルと公演していた超大作マーラー「交響曲第6番」と、歌舞伎界の大物・松本幸四郎さんをお迎えして、「幸四郎さんの音楽と人生」を特集しました。
マーラーの交響曲では、「題名のない音楽会」では今までで最大規模のオーケストラ編成となり、演奏家は100人を超えました!ステージから溢れんばかりの奏者が全力で音出しした演奏は超ド迫力です!そして松本幸四郎さんの回は、最後には思わず佐渡さんが涙した、感動的な内容でした。この夏上演回数1200回という大記録を樹立される幸四郎さん主演・演出ミュージカル「ラ・マンチャの男」の代表曲をなんと英語で特別バージョンで歌って頂きます。こちらの放送は7月8日ですので、どうぞお楽しみに! さて今日の放送は、「吹奏楽界の雄」東京佼成ウインドオーケストラの登場でした。佼成ウインドは50年を超える歴史があるのに、なんと今回が番組初登場ということで、この機会を吹奏楽ファンの皆さんも首を長くしてお待ちになっていたことでしょう。
何といっても一番待ち焦がれていたのは、佐渡裕さんだったのかもしれません。ご存知の通り、佐渡さんはシエナ・ウインド・オーケストラの首席指揮者を務めており、そういう意味では佼成ウインドとは分かりやすく言うと「巨人VS阪神」のような関係で、今回はその巨人軍が阪神のホームベースに乗り込んできたようなものなのです!
そのような関係なので、佐渡さんは口にこそ出していらっしゃらなかったのですが、実は佼成ウインドのファンで、ようやく生でその音楽に接することのできた機会でもありました。中高生の吹奏楽部員が“吹奏楽の甲子園”と目指す存在に「全日本吹奏楽コンクール」があります。そこで出される課題曲の参考音源、すなわち譜面だけではどのような作品なのかわからないので、実際演奏して参考になるように録音するのですが、その参考音源の録音を長年佼成ウインドが担当しているため、吹奏楽を志す者は必ずと言っていいほど佼成の音をじっくり聞いています。佐渡少年もその例にもれず、佼成ウインドの音を聴いて育ってきたのです。なので演奏を見つめる佐渡さんのまなざしは、昔のご自身の姿を投影しているかのような、温かくて憧れいっぱいでした。
そしてそして、吹奏楽界の大御所作曲家・真島俊夫さんにもご登場頂いたのは吹奏楽ファンには垂涎ものでした。新曲の「地球」、素晴らしい曲でしたね。是非中高生の皆さんも挑戦し、新たなる吹奏楽の名曲として残していきたい作品ですね。
次回も佼成ウインドにご登場いただきますので、どうぞお楽しみに!
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