![]() |
|
|
2012年07月01日 09:30
こんにちは!「題名」裏側ウォッチャーのキャンディーです。
さて今日の放送は久々に青島広志さんが登場し、オーケストラに新しい楽器を売り込みにやって来ました。オーケストラの編成楽器は誕生した当初から現在の形ではありませんでした。例えばシンバルや小太鼓もトルコの軍楽隊で活躍していたメイン楽器で、18世紀に“異国風”(当時オリエンタリズムの代名詞として“トルコ風”と呼ばれていました)を醸し出すために編成されたのがそもそもでした。またトロンボーンにしても、ベートーヴェンの交響曲第5番で初めて交響曲に使用されたように、意外と後になって追加された楽器が今や欠かせない存在となっています。
そんな時代から早200年。ホール仕様や社会の仕組みなど、大きく変化したのにも関わらず、ほとんど構成楽器が変わっていないのはむしろ不自然ですよね?という発想から今日の番組が生まれましたが、いかがだったでしょうか?「ふざけているのか!?」とお叱りを受けそうですが、そもそも新しいことを提案する際に違和感はつきものです。初めて銅鑼が編成された時など、きっとものすごい抵抗があったのではないでしょうか?
しかし逆に言うと、現在のオーケストラ編成楽器がいかに合理的でバランスがいいか、ということを証明しています。もちろんここの楽器がより大きな音を出せるようになったりメンテナンスが楽になったりと発展を遂げている賜物なのでしょうが、古今東西、人間の求めている心地よさに大きな変化がないから故なのでしょうか。
番組ではこれからも自由な発想で、実験によって疑問を解消していきたいと思いますので、あたりまえだと思っていた素朴な疑問があれば、どしどしご意見下さい。お待ちしておりま〜す!
|
|