こんにちは。“題名舞台裏ウォッチャー”キャンディーです。いよいよワールド杯が始まりましたね。なんと日本初戦が「題名のない音楽会」放送時間である日曜日の同時間帯に当たってしまうという事態となりましたが、キックオフは１０時からなので、９時からの「題名のない音楽会」を見て頂けたでしょうか？こちらも負けず劣らずの夢の祭典です。
　そう、今日の放送は日本が誇る「３大吹奏楽団」こと、東京佼成ウインドオーケストラ、大阪市音楽団、シエナ・ウインド・オーケストラの選抜メンバーによる夢のオールスター吹奏楽団の特集でした。番組ではそれぞれの楽団にはいつもお世話になっているのですが、もちろんご出演頂く際は「一楽団ずつ」です。
　それを今回合同にしようと思ったのも、ちょっとした偶然からでした。そもそもはもっと大きな会場で、３つの楽団を丸々同時に招いて吹奏楽の大祭典ができないものか、と目論んでいました。しかしなかなか物理的な条件が合わず、であれば、通常収録と同じサイズで出来る選抜メンバーで夢のオーケストラを作ってしまおう、ということになりました。
　これだけ吹奏楽界が盛り上がっているので、楽団同士では一緒にイベントをしているものなのかな、と思い軽い気持ちで言い出しましたが、意外なことに今回のような合同オーケストラは今回初めてとのこと。まさに史上初の夢のオーケストラです。
　いざ実際にどうすれば上手く３つの楽団が交わることが出きるのか？と懸念しましたが、そんな心配はすぐに吹っ飛んで行きました。各楽団の事務局のみなさまが、こんな無謀な試みに面白がって賛同して下さり、率先して楽団作りをして下さいました。その話し合いの席でも、各楽団がお互いに長所を認め合い、話をまとめて行く姿が、本当に美しかったです。互いを尊重し合う気持ち、まさに今回の演奏の音にも反映しているのだなと思いました。
　放送でも話が出ていたように、前日のリハーサルから大盛り上がりで、即席オケなのにこんなにすぐに交わり合うものなのか？と感動してしまいました。
収録後もその勢いは衰えず、パートごとに夜の街に消えて行きました…。

　番組５０周年で、このような機会を作れたことはとても光栄です。次週もオールスター吹奏楽団が大活躍！「吹奏楽作曲界のレジェンド」をお迎えしてますますパワーアップします！どうぞお楽しみに！