2008年12月21日 09:30
東京での久しぶりの「第九」がスタートしました。毎年のことですが「1万人の第九」の後は、それでも150人ぐらいは乗っている舞台なのに小さく感じます。僕にとっては毎日のように続く第九ですが、毎回違ったものが生まれ、そのたびに大きな達成感に包まれます。オーケストラは東京フィルハーモニーですが、全力で応えてくれる本当に素晴らしいオーケストラです!合唱はオペラシンガーズ。世界のどこに出しても、トップクラスの第九だと思います!
さて、番組は年末になるとよく歌われる「メサイア」にスポットをあてました。ゲストでお迎えしたのは、僕が古くからとても親しくお世話になっていて、いつも僕が合唱曲を振るときの先生でもある、本山秀毅さん。僕の一歳上だから、まだ48歳ですが、現在大阪音大の副学長だから驚きますよね!実は本山さんには凄い恩があります。それは僕が京都芸大を卒業する時の話で、まあ僕はいい加減な学生だったから、まじめに授業には出ていないし、とにかく音楽家になるわけだから実技だけやってりゃ勉強はどうでもいいやと決め込んでいたのだけれど、前期の試験で英語とドイツ語で赤点とって、卒業はかなり難しいところまできていたのです。そんな時「指揮者になりたいなら、ちゃんと卒業しておけ!」と本山さんから一喝。なんと毎日自ら僕の家庭教師をかって出てくださったのです。勉強場所はファミレス。時にはコーヒーまでご馳走になって、本当に若いって、ずうずうしいですね…。とにかく、本山大先生のお陰で無事卒業もし、その頃は思いもしなかったけれど、今は英語やドイツ語だけではなく、フランス語やイタリア語の中で生活をするようになって早20年。人生って面白いものですね~。今回の番組でも本山さんの解説が如何に素晴らしいか、十分に伝わったと思いますが、これからも度々ご登場願い、どんどんこの番組でも合唱曲の素晴らしさをお届けしたいと思います。そしてまた、本山さんとのめちゃくちゃおもろい懐かし話も、少しずつ皆さんにお伝えしていくことにしましょう!
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私と、本山先生の出会いは16年前になります。
その頃の私は、音楽の「お」の字も、合唱の「が」の字もわかっていませんでしたが、丁寧に教えて頂いて感謝でいっぱいです。
そして、佐渡さんと本山先生の繋がりを知ってビックリしてしまいました。
本山先生のドイツ語指導は凄いです。
今年の「21世紀の第九」でも、佐渡さん、本山先生をはじめ、素敵な方々と演奏&合唱したいです。
本日のシンフォニー・ホール、お疲れ様でした。シフトを遣り繰りし、やっとの事での年内最後の休みは有意義でした。何度も生で聴き、CDも何種類も持っている第九ですが、これ程の演奏は初めてです。暖房が効いている堂内で、何度鳥肌が立ったか分かりません。同時代のシューベルトから現代のショスタコ、バーンスタイン黛敏郎にいたるまでの交響曲を作ったすべての作曲家に影響を与えたといってもいいこの曲を、じっくりと堪能できた名演奏だったと思います。オケもソリストも合唱も最高でした。ありがとうございました。
メサイアは年の瀬の慌ただしさを忘れさせてくれるほど、心を穏やかにしてくれますね。
それでいて聴く者の気持ちをシャンとさせる何とも不思議な力がある曲です。
微笑ましい青島さんの存在と分かりやすい本山先生の解説、佐渡さんの熱血指揮がまさにそれを物語っているような気がしました。
今回の放送も、たっぷり楽しませていただきました。バッハ大好きの私ですが、来年はもっとヘンデルの曲も聴いてみたくなりました(^-^)
何より佐渡さん指揮の「メサイア」が聴けて嬉しかった! 対訳が出ていたので同時進行で理解しやすかったし、コーラスの皆さんの表情が場面と結びついて素敵でした。
今後も、わかりやすくて面白い「解説」付き音楽を期待しています。ありがとうございました。
あははははは!
マエストロも赤点と仲良しだったとは。なんだか親しみを感じました。
ハレルヤで、客席の皆様が、スタンディングなさった時は、私までうれしくなりました。
青島広志さんが毎回変装して登場するのが楽しみです。今日は変装したまま演奏に加わっており、ヘンデルの時代もこんな感じだったのかな?と想像しちゃいました。解説が分かりやすかったです。
宗教音楽と大衆音楽の融合、に成程と思いました。 16分音符のところで、佐渡さん一音づつ、小刻みに指示しているの印象にのこりました。受難のところ、ヘ短調、熱情、チャイコフスキーの4番もそうですね。
「メサイア」は幸せな気持ちになれますね。第九もいいけど、今度はメサイアに挑戦したいと思いました。
「メサイア」は初めてちゃんとききました。私の地元では年末は第九ですが、メサイアも晴れやかで楽しいのですね。ぜひ歌ってみたいです。
祝、本山先生ご出演!佐渡さんの学生時代の「恩人」でもあり「親友」でもある本山先生は、今年16年目を迎える大阪シンフォニーホールでの「21世紀の第九」公演の合唱をずっと担ってきておられますが、それだけではなく合唱界では今や知らない者はいないほど超有名な指揮者でもいらっしゃいますよね!何しろ、あのリリンクの直弟子というのだから、ものすごい!お若い頃の先生を知ってる者としては、佐渡さん友と山先生のお2人が学生時代の絆をそのまま保ちつつ、共に日本を代表する音楽家になられたことに、偶然とはいえない「必然」を感じています。これからもお2人で「第九」だけでない素晴らしい演奏をお願いします。「メサイア」は私も学生時代からほぼ全曲歌ってきたしクリスチャンなので大好きなのですが、最後の「アーメンコーラス」が本当にアーメンの部分だけだったのが残念!あの前の歌詞も含蓄があるのに~。ぜひいつか佐渡さん指揮で「メサイア」全曲!もちろん合唱指導は本山先生で、そしてできたら私も歌わせてくださ~~~い!
たまたま今、アメリカの現代作曲家ジョン・アダムズの「ハレルヤ・ジャンクション」なる自叙伝を読んでるところです。まあこれはイマイチ直接の関連性はないのですが、ハレルヤコーラスは高校の時ステージで合唱として参加した思い出があります。
もう一度歌いたいものです、ハレルヤ。