2014年05月04日 09:30

 こんにちは。“題名舞台裏ウォッチャー”キャンディーです。ゴールデンウィーク真っ只中ですがいかがお過ごしでしょうか?日中は思いっきり夏を感じる季節になりましたね。「題名のない音楽会」は今月は4日間でなんと9週分の収録をするため、なかなか浮かれた気分になれません。何より番組50周年記念企画の収録が目白押しで身の引き締まる思いです。5月20日にはサントリーホールで周年最大の収録を予定しております。歴史に残る内容にまとめたいと思っておりますので、是非皆様観覧のご応募ください。お待ちしております。

 さて今日の放送は、佐渡さんが芸術監督を務めるスーパーキッズ・オーケストラ(SKO)の登場でした。思えば佐渡さんが番組司会者に就任された2008年4月の最初の収録も、彼らの演奏でスタートしました。
 そんなSKOが今年10周年を迎えました。初期メンバーはすっかり立派になって海外で演奏活動をしていたり、またスッパリと音楽は趣味ということで一般大学に進学していたりと様々です。一見すると、“音楽英才教育システム”とも受け止められそうなSKOですが、佐渡さんご自身は「あとで振り返った時に、あの時音楽に真剣にぶつかっていたな、と自信に思えればそれでいい」とお話ししている通り、決して主目的が次世代を担う演奏家を育てている訳ではないのですよね。
 しかしその活動内容は、もしかしたら音楽大学生よりよっぽど「音楽でできる事とは何か」という社会に根差した音楽家の役割に目を向けたものとなっています。ほとんどの場合音楽家を志すのは「音楽が好きだから」という理由に基づいているかと思いますが、このような若い時期に、さらにその一歩先を行った「得意な音楽をどのように社会貢献できるか」を考えさせることは、なかなかないことです。なのでSKOの音楽には、音の届け先がしっかりとした意志があるように思えます。
 これから先も目の離せないSKOです。

140504

視聴者からのコメント
2014年05月04日 09:53
吹奏楽ラブ

音楽の素晴らしさを幼い頃から実感できるってすごいですね。勤めていた会社が音楽教室を開いたのも将来、どんな道に進んでも心の隅に良い体験として残るようにまたいつでも係われるように・・というコンセプトでした。何かに真剣に打ち込めるのって素晴らしいことですね。キッズの皆さんに輝かしい未来が訪れることでしょう。