こんにちは。“題名舞台裏ウォッチャー”キャンディーです。
2020年に東京オリンピックの開催が決定し、世界中から日本の文化にも注目が集まっている中、海外でも人気の高い日本の伝統文化の一つが歌舞伎でしょう。外連味たっぷりな衣装に、他国では見られない独特の所作が、日本の奥深い魅力となっていることでしょう。
しかし私たち日本人は、どれだけ歌舞伎を知っているでしょうか?イメージはあるけど実態がよく分からない、という方が多いのでは?ということで、今回は歌舞伎の、特に音楽について特集を組むことにしました。
実際調べてみてまずびっくりしたのが「附師(つけし)」の存在でした。「附師」って響きが、またなんとも仕事人のような感じで心惹かれるのですが、なんと歌舞伎の場面場面に音効さんのごとく音楽をつけている人物だというではありませんか!素人考えでは、歌舞伎のような伝統芸能は昔から決まった場面には決まった音楽を奏でるものだとばかり思っていましたが(もちろんそういう部分もありつつも)上演ごとに音楽を見直し、附け直しているなんて、ちっとも知りませんでした。思えば歌舞伎は大衆芸術なので、その時々流行っていた音楽なども差し込んだことなんでしょうね。
来月は第3弾ということで、人気尺八奏者・藤原道山さんをお迎えして「日本伝統音楽の特徴を盛り込んだ芸術・尺八」を特集します。どうぞお楽しみに!

以前テレビで渡辺えりさんが演出し中村勘九郎さんが演じられた「その後の桃太郎」(?)という演目を観ました。鬼が島から持ち帰った宝物でぐうたら暮らしぶくぶく肥った桃太郎が何かのきっかけで運動し始め再び鬼退治に行った・・様なお話でした。お元気でいらしたら、ご自身から歌舞伎談義をしにこの番組に登場してくださったかも。
以前は年に1,2回観に行く程度でしたが昨年からはまり始め今年は歌舞伎座・浅草デビューし先週はこんぴら歌舞伎を観に行きました。浄瑠璃や長唄など舞台で演奏されることもありますが、黒御簾のなかで役者さんの台詞や動きに合わせて音楽をつけていく様子を拝見できとても面白かったです。きらびやかな衣装や見えを切るなど独特の歌舞伎の魅力を陰ながら支える音楽の魅力も大きいことが実感できました。
来週の道山さんはスーパー歌舞伎の音楽を担当されスーパーならではの新しいものをつくられていたように思います。
P.S. 佐渡さんの和服姿も見てみたい!!
偶然番組を見ることができ、なんてラッキーだったのでしょう!歌舞伎ファンになってまだ日が浅い私には、とても勉強になりました。佐渡さんの、素直な感想も新鮮で良かったです。これからも、様々な分野の[響]を紹介して下さい!
歌舞伎と聞いただけで苦手意識が頭をよぎりおそるおそる?見始めました。だけどなんと「ロミオ・・」を歌舞伎仕立てにしてくれるなんて!元々大衆芸能から発生した芸術。折々の出来事を題材にしたもの・・・新作で本当にできそう。その時は~なんまんだ~でなくアーメンとでも歌われるのでしょうか?そんな妄想もわいてきました。
今日はラストしか観れず残念です。尺八の藤原道山さんも最近、あちこちで注目されている様子。
日本古来の伝統文化がブームになりそうですね。