こんにちは。“題名舞台裏ウォッチャー”キャンディーです。三連休はいかがお過ごしでしょうか?暖かくなってきて外を歩きたい気分になる反面、花粉が飛んでいそうで怖い方も大勢いらっしゃるのでは?
さて今日の放送は、「交響詩の魔術師」とでも命名すべき、華々しいオーケストレーションが特徴の作曲家リヒャルト・シュトラウスの生誕150年を祝い、その魅力を徹底的に語りつくす「なんてったってリヒャルト・シュトラウス」でした。念のために言っておきますが、「ワルツ王」のヨハン・シュトラウス2世とは別人です!
無調音楽が台頭してきた19世紀末から20世紀という時代の中で、依然として調性感を保ちつつ、きらびやかな音遣いがリヒャルト・シュトラウスの大きな魅力でした。
そんな彼の音楽はナチスの迫害から逃れてアメリカに渡ってきたヨーロッパの音楽家たちによって、新しい娯楽ビジネスであるハリウッド映画界へ運び込まれました。華やかな映像に対抗できる音は、ゴージャスな音色かつ音にしっかりと役割を持ったシュトラウスの音楽だったのでしょう。なんとも興味深い話です。
そんな「運び屋」の一人、作曲家コルンゴルトは、ヨーロッパではクラシック作曲家として若いころから脚光を浴びていましたが、アメリカに渡るとすっかり映画音楽家になったようで大活躍しています。近年、彼の作品が大きく見直されており演奏機会が増えていますが、その音はまさにシュトラウスそのものです!
そしてそんな彼の音楽からも影響を受けたと言っているのが、現在のハリウッド映画音楽界の巨匠ジョン・ウィリアムズ。彼の斬新な音楽も、実はクラシック音楽の影響を脈々と引き継いでいるのですね。こういう相関図を見るとクラシック音楽が何百年の時を経ても愛され続けている理由がよく分かります。こうやって音楽のルーツを遡るのも面白いですね。
今年はアニバーサルイヤーだけあって、各地でリヒャルト・シュトラウスの作品がたくさん演奏されていますので、是非、生の演奏で体験してみて下さい。またはハリウッド映画を見て、音に隠されたリヒャルト・シュトラウスを探すのも興味深いです。

この作曲家は、80年代以降の映画音楽に影響を与えたってことを知って
目からウロコでした。
「2001年宇宙の旅」やサンダーマシンの紹介など、見所満載でした。
あと、若い頃は、室内楽は協奏曲などの絶対音楽を多数残していたこと、
中には、あの「フニクリ・フニクラ」をそのまま引用したユニークな曲が存在していること、なども紹介していただけたらなぁ、と思いました。
時間の関係で余裕なかったかな?
スイッチが入っている時と、
スイッチが入っていない時の差が大きい
シュトラウスさんの指揮姿というお話、
すごく人間味があって親しみが湧きました。
アルプス交響曲がすごく気になりました。
今度、じっくり聞いてみたいなぁ~と思いました。
アルプス交響曲は吹奏楽の演奏で2~3年前に聴きました。50分位絶え間なく続く曲をプログラムに首っ引きで・・・。後で奏者に奏でる方も必死だったとききました。CDが売られたので聴きましたがやはり壮大な曲で聴き応えがありますね。改めてRシュトラウスさんの曲なのを確認しました。また生演奏で聴いてみたいです。