2014年02月16日 09:30

 こんにちは。“題名舞台裏ウォッチャー”キャンディーです。先週に引き続き、今週末も関東地方の大雪で東京は大混乱です。しかし降り積もる雪の中に身を置くと、静寂に包まれすべてを浄化してくれるような清い心になれます。

 さて、今日も先週に引き続き英国マンチェスターより佐渡裕指揮BBCフィルの演奏をお送りしました。今回はスペシャルゲストとして、佐渡BBCフィル両者と初共演の世界的ヴァイオリニスト・庄司紗矢香さんをお迎えしました。 
 庄司さんは幼少期よりイタリア、ドイツ、フランスなど、人生の2/3ほど海外で生活をされていらっしゃり、話せる言葉も日本語はもちろん、英語、イタリア語、ドイツ語、ロシア語、フランス語という6か国語を操るコスモポリタンです。
 ロケを前にして、このような庄司さんの人となりをどのようにして引き出そうと考えていた時、「庄司紗矢香さだまさしファン」という興味深い情報を耳にしました。「コスモポリタン庄司紗矢香」と「日本人の心を歌うさだまさし」の組み合わせが意外すぎてよく分からなかったのですが、実際調べてみたらファンどころではない、さださんきっかけでヴァイオリンを始めたという、とんでもない事実が判明しました!
 庄司さんの喜びようはテレビをご覧頂けた方にはよく通じたかと思いますが、なるほど、庄司さんの音楽も確かに言葉を紡いでいるような詩情あふれる魅力があり、そのルーツがさださんであってもおかしくないですよね。
 それにしても、パガニーニ国際ヴァイオリンコンクールを史上最年少で優勝するなんて、日頃からクラシックの名曲を家中で流していたに違いないと素人考えでは思ってしまいますが、それがさだまさしさんの曲だったとは!さださんご自身が驚かれても無理ないでしょう。しかし一方で音楽を演奏するのは名演のコピーを求められているのではなく、いかに自身の考えを反映させることが大切か、ということを証明している気がします。庄司さんはさださんの歌から生きることの意味を考え、喜びを教えられたからこそ、のびやかな庄司さんご自身の音楽になったのでしょう。
 もし今現在、名演奏家になるように!と子供たちに無理やりクラシックの名盤を聴かせているようでしたら今すぐ止めて、さだまさしさんを聴かせた方がいいかもしれませんね(笑)。

140216

視聴者からのコメント
2014年02月22日 18:20
mr.iwi

クラシック音楽はあまり聴かないんですが、たまたま、今日はこのチャンネルに合わせちゃったもんですから、庄司紗矢香さんの演奏を鑑賞させて頂くことになって、心地よく聴かせていただきました。素晴らしいと思いました。ありがとう。ついでにさだまさしさんとのエピソードについても吃驚でした。

2014年02月19日 00:01
吹奏楽ファン

すてきな演奏に酔いしれました。バイオリンってすごい表現力のある楽器だと改めて知ることができました。庄司さんのこれからもすごく楽しみです。全くこの番組って三十分って思えない。もっと見たい・・ところで終わるのが長族きの秘訣かな?