2014年02月09日 09:30

 こんにちは。“題名舞台裏ウォッチャー”キャンディーです。昨日から東京もすごい雪です。そんな中いよいよ冬季オリンピックが始まりました。日本勢の出だしは好調のようですが、いい結果が出ると、こっちも頑張ろう!という気持ちになりますよね。選手の皆さんにはベストを尽くして頂けるよう祈っています。

 さて、今週から3週にわたり英国ロケ物をお送りします。今日の放送は昨年11月にイギリス・マンチェスターで行われた、佐渡裕指揮BBCフィルハーモニックの演奏会の模様をお送りしました。
 英国放送協会BBCには全部で6つのオーケストラがあり、他にもBBC交響楽団、BBCウェールズ交響楽団、などといったオーケストラが地方に根付いて存在していますが、このBBCフィルハーモニックは本拠地がマンチェスターにあります。
 東京人と関西人がかなりのキャラクター違いがあるように(もちろん一般的な話ですが。)、英国人も地方によってかなりのキャラクターが違うようです。今回取材した土地・マンチェスターっ子の特徴は通訳さん曰く「人懐っこい」ことだそうです。BBCフィルのメンバーはコンサートマスターのユーリさんはロシア人ですし、事務局長のリチャードさんはニュージーランド出身というように、みんながマンチェスター出身どころの話ではないのですが、楽団員の皆さんが本当にやさしくていつも笑顔を投げかけて下さって、とても心安らぐ方々ばかりでした。これはこのマンチェスターという土地も雰囲気に関係しているのではないかと思います。
 また、今回お世話になりましたカメラマンのスティーブも生粋のマンチェスターっ子で、休憩時にはいつもお菓子をくれたり、取材相手にもどんどん話しかけ、楽しい輪がすぐに広がりました。

 BBCフィルは放送局のオーケストラなので、硬軟取り混ぜたコンサートが特徴となっています。「サンダーバード」と「ウォルトンの交響曲」が同じコンサートで演奏されるということもクラシックのコンサートにおいて一般的には考えられませんが、BBCフィルの演奏はラジオで生放送されているので幅広い層にも受け入れられる工夫が施されています。画面にも映っていましたが、最初に佐渡さんを呼び込んだ方がラジオ放送のための司会者で、サンダーバードの演奏前には佐渡さんにもインタビューしていました。そして各曲演奏前に曲目紹介で登場していてとても聴きやすかったです。

 さて次回は、同じコンサートでもう一つの目玉・ヴァイオリニストの庄司紗矢香さんが登場します。以外にもさだまさしさんと深い関係があります。どうぞご覧ください!

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視聴者からのコメント
2014年02月26日 08:08
えっちゃん

大雪の中出掛けた為、録画で見ました。サンダーバードはテーマ曲しか知らなかったので組曲聞けて良かった。サンダーバードを良く知らなくても聞いていてワクワクしますね。
それにしても震災当日にBBCフィルの方が日本にいらしたとは。不安で心細かったでしょう。再来日の演奏会聞きたかったです

2014年02月13日 00:07
じぇいみー

毎週楽しく拝見しています。
今回の「サンダーバード」と「ウォルトンの交響曲」、全然雰囲気の違う曲ですが、両方とも素晴らしかったです。
特に「ウォルトン」は初めて聴きましたが、佐渡さんもBBCフィルもものすごく力のこもった演奏で、感動して涙が出ました。
BBCフィルは辻井伸行さんとも良い関係のようで、応援したいオケなので(佐渡さん・辻井さんとの日本ツアーにはもちろん行きました!)、今後も佐渡さんとの演奏を紹介して頂けると嬉しいです。
次回の庄司紗矢香さんの回も楽しみにしています♪