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2013年10月13日 09:30
こんにちは。“題名舞台裏ウォッチャー”キャンディーです。今週から佐渡さんは、ヨーロッパでの数々の公演がスタートしました。番組でも今後取材を予定していますので、どうぞお楽しみに!
さて今週は指揮者の沼尻竜典さんの特集でした。若手指揮者の登竜門ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝された後も順調にご活躍され、現在も海外で数多くの公演を指揮されていらっしゃいます。海外での公演先でやはり公演中の佐渡さんとお会いしたこともたびたびあるようです。佐渡さんが優勝した翌年に沼尻さんはブザンソンで優勝していますが、出光音楽賞の第1回の受賞者でもあるんですよ(ちなみに佐渡さんは第2回の受賞者です)。同世代で同時期にご活躍されている、まさに盟友といったところでしょうか。 沼尻さんと言えば、「何でもできる指揮者」という印象が強いです。その一つがピアノです。それこそ桐朋学園大学を卒業後、NHK交響楽団のピアニストとしてご活躍されたことが証明するように、その腕前はお墨付きです。10月27日放送予定の「日本の協奏曲特集」でもいかんなくピアニストとしての実力を発揮されていますので、こちらも併せてご覧ください。 そして作曲家としての勉強も本格的にされていたためか、古典から現代音楽まで、はたまたピアノ曲からオペラ作品まで、あらゆる譜面に精通しています。難解な譜面でもパッと見てパッと理解して、ピアノでパパッと演奏されている様子は、いつもかっこいいと思います。 そして、かつて番組の司会者だった羽田健太郎さんが、「沼尻君はクラシック音楽界イチのIQの高さ」と絶賛していらっしゃいましたが、とても頭の回転が速く、知識量も深さもものすごく、扱える言語も数多い方です。おしゃべりもそこはかとなく面白さを漂わせる、魅力的な方です。 ちょっと褒めすぎましたが、それだけの能力を持った方がこれからの音楽人生を賭けて勝負する、リューベック歌劇場の音楽総監督というポスト。是非「リューベックに沼尻あり」という噂が世界中を駆け巡るよう、応援したいと思います。沼尻さん、頑張ってください!
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