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2013年07月14日 09:30
こんにちは。“題名舞台裏ウォッチャー”キャンディーです。 それにしても暑い毎日ですね。そんな暑さを吹き飛ばすがごとく、今週から兵庫では佐渡裕プロデュース・オペラ「セビリャの理髪師」が始まりました。早くも「面白かった」と話題沸騰中ですが、今回は兵庫県内を引っ越し公演するようです。他府県のファンの皆さんはなかなか足を運べず残念な思いをされているかもしれませんが、秋に番組で特集を組みますので、そちらもお楽しみにされていて下さい。
今日の放送では、暑いさなかに熱い2組をお迎えしました。お一人は17歳のヴァイオリニスト山根一仁さん。初めてお会いしたのは山根さんが9歳の時。今日の映像でもご覧頂いたように、とにかく可愛らしくて、力まず伸び伸び演奏されている様子が印象的でした。その後どんどんご活躍され今回お招きすることになったのですが、以前とはまるで別人のような山根さんに(そりゃ当たり前か)最初はどうお話しすればいいかと思いました。が、以前と変わらぬまっすぐな視線と情熱的な演奏に、私たちはすっかり虜になってしまいました! さて、番組では本番収録前日にオーケストラとリハーサルをするのですが、宮本文昭さんの指揮で演奏するのは初めての山根さん。どんな感じになるのかな~と拝見していましたが、1回通して演奏した後、山根さんは「もっと速くお願いします」など次々とご自身の意見を宮本さんにお伝えし、すっかり主導権を握っていました。「頼もしいな~」なんて思って見ていましたが、なんだか宮本さんの様子がいつもと少し違う。控えめと言うか、いつもの暑苦しい感じ(失礼!)がないのです。後でご本人に伺うと、「若い演奏家が演奏しやすいように環境を整えた」とのこと。演奏のテンポも最初は少し遅めに提示したそうで、速いテンポだと「このテンポでも君はできるか?」と挑発的な感じになるのだとか。さすが、若いころから苦労されてドイツの第一線で32年間ご活躍されていた宮本さんならではの思いやりなんだな、と感心してしまいました。 そして本番での演奏は、むしろ山根さんはリハーサルでご自身がお願いしていた速いテンポではなく、ゆっくりとたっぷりと、また別の考えをもって演奏しているように思えました。たった2日間でも、こういう風に音楽家たちは無言で音楽のキャッチボールをし、感化し合うものなんですね。 宮本シティ・フィルのキャッチフレーズは昨年1年間の「完全燃焼」からさらに「飛躍」と変化しました。宮本シティ・フィルと山根さんのますますの飛躍、楽しみにしています!
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山根さんの演奏、情熱的で素晴らしい。9歳の映像もありましたが、とてもかわいらしく、でもヴァイオリンの演奏は、とても子どもとは、思えません。今後の活躍が楽しみですね。
モーレツな暑さが続いていますね。
今日は大好きなシベリウスのvnコンチェルトが聴けて良かったです。
(熱い演奏ではありましたが)暑い夏にシベリウスの音楽を聴くと少しヒンヤリした涼しい気分になれる気がしてよく聴いています。ぜひ皆さんお試し下さい。
宮本さんの優しさ、音楽のキャッチボールの話はおもしろかった。