2012年11月25日 09:30
こんにちは!“題名舞台裏ウォッチャー”キャンディーです。
実は今、佐渡さんを取材しにイタリア・トリノに来ております!トリノと言えば冬季オリンピックの会場となったことでも知られていますが、16世紀にはイタリアの首都が置かれた街でもあります。なので町並みは非常に格調高く、上品な雰囲気が漂っています。
 そして佐渡さんが指揮をしているのがトリノ王立歌劇場。1740年に誕生した、ミラノのスカラ座やヴェネツィアのフェニーチェ劇場より前にできた、歴史ある歌劇場です。もっとも、現在の建物は1973年に再建されたものですが、さすが由緒ある歌劇場、出演者だけでなく歌劇場のスタッフも一流です!出演者への心配りなど非常に丁寧で、ほとんどの演奏家が「またこの劇場で演奏したい」と思われているところだそうです。そのような歌劇場で佐渡さんは幾度となく出演されているのですが、この模様は新年放送予定ですので、どうぞお楽しみに!
 
さて今日の放送は、年一回のペースでお送りしている恒例企画「日本の巨匠」。後世に伝えたい・伝えるべき偉大なる日本人音楽家を紹介するシリーズですが、今回クローズアップしたのは宮川泰(ひろし)さんでした。宮川さんと言えば年末恒例「紅白歌合戦」で番組終盤に登場し、紅白の派手なリボンを付けた指揮棒で「蛍の光」を指揮する姿もおなじみでしたが、そもそも「ザ・ピーナッツ」の育ての親としても知られるように“和製ポップスの開拓者”でありました。
宮川さんはこの「ザ・ピーナッツ」時代に一世風靡されましたが、続いてまた大ブームを起こします。それが本日メインにお送りした「宇宙戦艦ヤマト」の主題曲・劇中曲です。番組内でもご子息・宮川彬良さんがお話しされていましたが、現在、番組全体を一人の作曲家で書き上げることがほとんどないので、「ヤマト」のように随所でテーマ曲を感じさせる劇中曲が挿入されると、いかにこのシーンが楽しいのか、悲しいのかがより浮き立ちます。今日の放送でその様子がよく分かったのではないでしょうか?
今回の特集を告知した途端、多くの方から「番組でヤマトの特集をするんだ!」という喜びの声が多数返ってきました。このように未だ愛され続けるメロディを生み出した宮川泰さんですが、最も偉大な産物は、ご子息の彬良さんではないでしょうか。その彬良さんもお父上の事を心底尊敬されており、すでに失われていた「ヤマト」のオーケストラ譜面を今日蘇らせて下さいました。偉大な作品は時代時代に生まれてくるでしょうが、このように引き継いでこそ輝き続ける、という見本ですね。
番組でも、このように語り継ぐべき名曲を紹介し続けなければいけないな、と思いを新たにしました。

 

視聴者からのコメント
2012年11月28日 18:52
エレクトーン大好きっ子の母

息子はヤマトが大好きで、エレクトーンでもよく弾きます。教わっている先生のお話ですが、もう何年も前に先生の教え語の方が、演奏会で編曲して弾いてよいか、宮川泰さんに問い合わせたところ、ご本人じきじきに、すぐにOKのお返事があったそうで、曲はもちろん、懐の大きさを感じました。

2012年11月26日 21:42
銀色の道エピソード

銀色の道のエピソード感動しました

2012年11月25日 13:30
あけみ

イタリアご苦労様ですm(_ _)m
佐渡さん、イタリア料理はお好きなんでしょうか(^O^)

ヤマトは私もハマりました(^_^)vLPレコードも買って聴いてました(*^o^*)
学校でも古代君派と島さん派に分かれてましたね。私は古代君派です(^_^;)

ヤマトの曲は40年近く経った今でも、聴くとワクワクドキドキします。