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2012年05月27日 09:30
こんにちは!“題名舞台裏ウォッチャー”キャンディーです。 今週末、佐渡さんは東京を中心にマーラー「交響曲第6番」のコンサートを開いています。マーラーと言えば佐渡さんの師匠であるレナード・バーンスタインが大きく取り上げ、広めていった作曲家でもありますが、この6番はまさに佐渡さんがお弟子さん時代にバーンスタインが取り組む姿を目の当たりにされた、思い出深い作品だそうです。 マーラーが幸せの絶頂期に作曲したのにもかかわらず〈悲劇的〉という副題がつく作品であり、その象徴として打楽器としてハンマーが登場します。その登場回数も時代や指揮者により解釈もさまざまで、非常に奥深い内容です。オーケストラの規模としても最大級で、番組でも来週収録しますが、ステージがぎっしりと並んでします。放送はまだ先ですが、クラシック音楽の醍醐味を味わえる作品ですので、どうぞお楽しみに! さて今日の放送は、ルネサンスからバロック初期にあたる17世紀の音楽の特集でした。20世紀のマーラーが西洋音楽の行き着く所まで到達した作曲家とするなら、このルネサンス時代の音楽は教会音楽と並び、その基礎を築き上げていった時代の音楽です。当時、音楽をたしなむことが貴族の必須条件であったそうですが、講師を務めて下さった彌勒忠史さんはカウンターテナー(女声音域で歌う男性歌手)を極める上で、当時のイタリア貴族文化を研究されたそうです。 カウンターテナーですが、この通り歴史が古く、そもそも「女性は教会では黙すべし」という掟により、女性が教会や舞台の上で歌うことは禁じられていたため、男性によって高音部を補うために誕生しました。その後女性の音楽社会への進出によって一時は衰退していましたが、現代になって再び登場しています。 音域で言うと女声の低音パートに相当しますが、何とも言えない透明感が感じられます。先日放送しました「第3回歌ってみまSHOW!」でも、また前々回でも一般の方のカウンターテナーにご出演頂きましたが、このところ静かなブームを巻き起こしている印象を受けます。 「ルネサンス時代の音楽」と聞くと、一見堅苦しく難しそうな感じがしますが、お聴き頂いたとおり躍動感溢れ、思わず口づさんでしまうワクワク感がありましたね!もちろん素晴らしい演奏家によるものだったからということもありますが、当時の人々が音楽で楽しみ癒されていた情景が目に浮かびます。 お笑い芸人の髭男爵のお二人も最初は「場違いの所に来てしまった!」と言わんばかりの緊張した面持ちでしたが、番組終盤では心から楽しんでいらっしゃるご様子でした。 カウンターテナー・ブームといい、原点回帰とも言えるルネサンス時代の音楽が、これからの音楽界を席巻する日もそう遠くはないのではないでしょうか?
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ちょうど「勝ち誇るアモール」を、合唱で練習している最中でした。
背景を知ると、さらに楽しく歌えると思いました。
あいの手を入れると、面白いですね。
ルイ14世が優れたバレエダンサーだったなんて初耳~
バレエ好きなのでもっと知りたくなりました
歌も素敵でルネサンスの時代の雰囲気を楽しめました
みました!すっごく面白かったです。久しぶりに「ルネッサ〜ンス」っていうのも見れましたし(^^;)
マドリガーレも聴けて、すごく楽しかったです。弥勒さんの歌声も素敵でした。貴族講座の本、読んでみます!