2011年06月05日 09:30

 こんにちは!「題名」裏側ウォッチャーのキャンディーです。今日のキャンディーはいつものミックスちゃんではなくストロベリーちゃんです!

 今週の放送は、おまたせしました!佐渡さんのベルリン・フィル指揮デビューの特集でした。佐渡さん司会の番組ですので、どこよりも早く放送しましたよ!報道でもあったように、近年ベルリン・フィルの定期演奏会で指揮をする日本人は、佐渡さんの師匠でもある小澤征爾さん以来です。定期演奏会は楽団が一番力を入れる演奏会のため、世界最高峰のベルリン・フィルの定期演奏会は、世界中のクラシック・ファンはもちろん、世界中のオーケストラも注目の演奏会です。ベルリン・フィルの意気込みは定期演奏会のポスターやプログラムの表紙にも表れており、楽団員一人ずつ撮った写真が組み合わさって構成されています。番組でもプログラムが映りましたがお気づきになりましたか?定期演奏会ごとに取り上げられる団員や組み合わせが替わるのですが、まさに「自分たちはこういう音楽をしています!」という意思表明のように思えます。そんな演奏会に指揮者として招かれた訳ですから、とっても名誉なことです。

 この公演は5月20日から22日の3日間行われ、連日ほぼ満席の大盛況でした。日本から駆けつけたファンの姿も多く見当たりましたが、2400人入るホールなので、そう考えるとごく一部です。それだけ現地でも注目のコンサートだったという訳です。

 さてさて、ベルリン・フィルでは定期演奏会のオーケストラリハーサルは、本番日前にたった二日間です。かつて一度だけその指揮台に立ったレナード・バーンスタインが「リハーサル時間が短すぎる!」と激怒した、というエピソードが残っていますが、これだけのボリュームたっぷりの内容をいかに段取り良く進めなければならないか、指揮者の力量が問われます。一流ソリスト集団でもあるベルリン・フィルのメンバーに、求める音楽の方向性をこれだけの短時間でまとめるのは、本当に大変なことだと思います。

 そんな状況下で行われた演奏会でしたが、今日取り上げたショスタコーヴィチ「交響曲第5番」は、佐渡さんが得意にしている作品の一つでもありました。このところロシアものに力を入れているベルリン・フィルとの相性もばっちりだったのではないでしょうか?ナレーションを撮っている時に本間智恵アナウンサーがこの演奏を見て「オーケストラ全体が波打っている!」とつぶやきましたが、まさにステージ上の全員が全身全霊込めて演奏した名演でした。

 今日ご覧頂いた演奏はコンサート最終日のものでしたが、終演後佐渡さんが「今まで経験したことのない未知の領域まで達した」とおっしゃっていましたが、4楽章の後半、まさにその域に踏み込んだ佐渡さんの表情が印象的で、目が離せませんでした。何度見ても思わず涙が出てしまいます。お客さんにもその音楽が伝わったのでしょう、番組最後にあったように、オーケストラが全員下がった後に佐渡さんだけお客さんの拍手でステージに引き戻されました。これはとても珍しいことです。

 「夢は叶えることでなく、それに向かうことが大切なんだ」と言いますが、今回の演奏で、やはりその努力の結果、叶えて成功に導くことが尊いと思ってしまいました。

 終演後のインタビューで、ちらっとおちびちゃん二人が「よかったよ!」と感想をお話し頂きましたが、この二人、チェロを勉強しているそうです。かつての佐渡少年のように、この演奏会を見て「自分もあの舞台で演奏するんだ!」と思ったことでしょう。そんな伝染力のみなぎったコンサートでした。

 最後になりましたが、今回から7週に渡りお送りする「出光創業100周年記念企画」、今回コンサートマスターを務められた樫本大進さんは、出光音楽賞を受賞されたお一人でもあります。佐渡さんとは昔から家でテレビゲームで遊ぶような仲良しだそうですが、番組に縁のある方が世界の大舞台で活躍されていることは凄いことです!将来、ベルリン・フィルのみなさんと「めくりましょう!」ができたらいいなあと思いました。その夢の実現に向かって番組も頑張ります!

視聴者からのコメント
2011年06月13日 19:35
青い鳥

佐渡裕さんのベルリン・フィル指揮デビューで、一首。

地震(なゐ)の後何もかもみな灰色に見えし中で振る希望のタクト

2011年06月12日 01:17
キューバ序曲♪

もう…胸がいっぱいです。
佐渡さん、ありがとうございました。

2011年06月08日 00:39
柚Soda

佐渡さんの最大の魅力は佐渡裕という人間そのものです!音楽とか指揮とかそういうのを超えたものです!
いつも私達に感動を届けて下さるの為に本当に身を擦り減らして努力されてるんですね…
心から感謝します
本当におめでとうございます!これからもずっと感動させて頂きます

2011年06月07日 17:58
アビmama

感動しました!
ベルリン在住の友人が聴きに行ったと聞いて羨ましく思っていました
フルでお聴きしたいです
今度ベルフィルで振られる時は絶対聴きに行きます!

来週の放送もとても楽しみにしています

2011年06月06日 19:04
かほちゃんのパパ

佐渡さんの感激のお顔。正に天にも昇りそうな嬉しそうな表情をされ、ストロベリーちゃん同様、私も貰い泣き状態で拝見しました。ライブCD発売の予定は無いのでしょうか?
先ずは、来週の放送が待ち遠しい。

2011年06月06日 16:40
ようよう

佐渡さん
おめでとうございます。
テレビの中からも、情熱が伝わりました。 
心配なのは、お薬を飲まないと睡眠できないとのこと・・・
どうか無理をしないでくださいね。
今後のご活躍を心から応援しています。
私も生の音を・・・ともに感じたいと心が震えました。

2011年06月06日 00:49
M。

佐渡さんの夢に乗って、3日間のベルリンフィルデビューに立ち会うことが出来本当に素晴らしい時でした。
成功を祈り見つめる先のベルリンフィルの指揮台で、佐渡さんがジャンプしたとき、うなりが聞こえた時、「いつもの佐渡さんが…」と思い涙がとまりませんでした。
演奏会が終わり向かい側でバスを待つ間に見たカラヤンサーカスの夜に浮かぶ金色に輝く光景が演奏の感動とともに思い出されます。
今回ついでにわたしの40数年来の夢、ボンのベートーヴェンの生家に行くこともかないました。
3月4月は大震災のことで気持ちが沈みがちでしたが、キャンセルできない状況で思いきって出かけることができ、今はよかったと思います。そして現在も困難な中にある被災地の方たちのため祈りに覚えたいと思います。
佐渡さんもいろいろな支援の計画をお持ちのようですね。ベルリンフィル成功のパワーでがんばってくださいね。

2011年06月05日 23:24
あしたこ

 今日の放送、佐渡さんの全力投球の指揮ぶりと楽員さんの一体感溢れる名演とで、特に第4楽章冒頭からの完璧なアンサンブルにはゾクゾクするものを感じました。
 全曲放送はデジタルコンサートホールで何度でも見れますが、やはりあのオーケストラを振れるというのはさぞ緊張し、さぞ感動した事でしょう。
 私も96年と2000年の来日公演を東京で聴きましたが、あれはそこいらのオーケストラとは本当に別格ですね。あれを聴いてしまうと、自分も生涯の内で、一度でいいのでPhilharmonieで生を聴きたいですね。ハンス・シャロウンによる近未来的な建築だって芸術的でしょうし。

 ともかく、佐渡さんはこれで世界トップに認められたわけで、今後もベルリン・フィルの指揮台に立てればいいですね。

2011年06月05日 23:13
相馬裕志

オープニング、佐渡さん珍しくえらく緊張されてるご様子でしてね。しかたありませんね。レニーも名盤を遺しているタコ5、番組を拝見したかぎりではそれを超えるものかもしれません。今月末のCD発売が待ちきれません。
来週の、武満さんの作品も楽しみです。
子どもの頃の夢を叶えられる人って、そんなにいないかもしれませんね。

2011年06月05日 23:03
nozomimai

感動しました!素晴らしい!大好きなベルリンフィルと佐渡さんのコラボ♪来週も必ず拝見します。この演奏会のDVD販売情報があれば教えてください。

2011年06月05日 21:15
AkiAki

佐渡さん+ベルリン・フィルのショスタコ、感動でした。
でも、佐渡さんが一番、指揮していること自体と音楽そのものに感動している様で、それがまた感動でした。
音楽は、音楽している人が楽しくなくちゃ、観客が楽しめる訳ないって、言ってる人がいましたが、その通りだと思います。
それにしても、ベルリン・フィルは本当に良く揺れますね。
音楽の生きたうねりが視覚的にも見える様で、本当にすごいと思います。
そのうねった音楽と佐渡さんが格闘している様でした。
真剣勝負の1つ1つの音が鋭く生きてるっていう感じです。
来週も期待してます!

2011年06月05日 20:42
九州の もこママ

夢を叶えた佐渡さんの感極まる表情を拝見し、胸が熱くなりました。第4楽章PPから、うねるようなクライマックスへ・・。振り絞るような指揮をなさる佐渡さんに応えるベルリン・フィルの響きには圧倒されました。
20年前の東京で、今は亡き父と、カラヤン指揮、ベルリン・フィルのモーツァルト「レクイエム」を聴きました。父が生きていたら、今回の佐渡さんの演奏を楽しみに聴いたことでしょう。
樫本大進さんの活躍も期待しています。
佐渡さん・樫本さん・・小澤氏に次ぐ日本人の誇りです。
来週の放送も楽しみにしています。

2011年06月05日 18:41
しまちゃん.

 ショスタコの最終楽章のフィナーレは、もう本当に感動しました。来週も楽しみにしています。

2011年06月05日 17:32
Miyabi

ベルリンまで追っかけて行き3日間聴いてきましたが、テレビを観てあの感動がまた甦ってきました。
番組のおかげで帰国後も楽しめて1粒で2度おいしい今回のコンサートです♪♪
終演後、フィルハーモニーのロビーで題名のスタッフの方がインタビューされているお姿も発見しました(^^;
素敵な取材ありがとうございました。

2011年06月05日 17:11
ショスタコヤキ

最終楽章の最初から、師であるバーンスタインを彷彿とさせるダイナミックな表現に圧倒された。しかし、フィナーレに至る劇的な表現は佐渡さんならではの力強さがあって素晴らしかった。佐渡さんの感極まる表情に、深い感動を覚えました。

2011年06月05日 11:28
深井 正子

樫本大進さんがコンサートマスターに大感動です。
太鼓、鐘の音にいたるまで全ての音が躍動。
とにかく素晴らしかった。
来週が楽しみです。

2011年06月05日 10:59
ダンデ

フィナーレでは、自然と涙があふれてきました。素晴らしかったです。7月に中学生の「吹奏楽クリニック」の指導に淡路に来てくださるそうですね。子どもたちは、今日も3000人の吹奏楽の合同練習に励んでいます。なかなかハードな練習ですが、7月7日、佐渡さんから七夕の夜に素敵なご褒美がいただけますね。来週の放送同様、こちらも楽しみにしています。

2011年06月05日 10:44
とぴ

本当に、素晴らしかったです・・。
ありがとうございました。
パユさんのフルートも大好きなので、
来週の放送も本当に楽しみにしています。

2011年06月05日 10:21
トクちゃん

佐渡さんの指揮でベルリンフィルの演奏・・・佐渡さんの涙、感動しました♪
夢をあきらめないで・・・というメッセージをもらいました。ありがとうございました♪

来週も楽しみにしています。

2011年06月05日 10:16
ちっち

楽しみにしていた佐渡裕×ベルリンフィルの放送、本当に素晴らしい番組(編集)でした。ショスタコ素晴らしいかったです。

やっぱり、現地まで行って生で聞くべきであったととても後悔した訳ですが、テレビの映像からコンサートの熱気がとても伝わってきました。

音楽に詳しくない人でさえ知るベルリンフィルで、もうスタープレーヤーがたくさんいるサッカーで言えばインテルのようなところに監督で行く訳ですから、その力量を世界中から認められている佐渡さんを改めて尊敬します。

その一方で、番組やシエナの定期演奏会でも見せてくれるお茶目な一面もとても好きだったりします。

今後もトッププレーヤーであり続けてほしいと願っています。来週も必ず見ます。

来週の放送も楽しみにしています。

現地まで取材行かれたスタッフの皆様も大変おつかれさまでした。

2011年06月05日 09:49
鳥取のアリス

 小さなテレビ画面からでさえ、一人ひとりの音が重なり、絡み合い、それが一枚の金糸銀糸の布のようにきらきらと光りながら織り出されていることが伝わってくる、そんなベルリンフィルの演奏でした。もっと大画面で聴きたい!生が聴きたい!と心底感じました。佐渡さんが、どんどんメジャーになって、マスコミに頻繁に顔を出されることが、嬉しいような寂しいような、変な気持ちですが、でも、われらが佐渡さん!本当におめでとうございました。そして、すばらしい演奏、ありがとうございました。

2011年06月05日 09:45
サドラー2号

おはようございます!佐渡さんのベルリン・フィル・デビューの映像をいち早く放映してくださってありがとうございます。この映像、ベルリン・フィルがDCHで配信した映像ですよね。カメラワークといい音響といい素晴らしい映像でしたし、聴いて来た方の評を読んでもこの3日目の演奏がいちばん完成度が高くて素晴らしかったということだったので、それを放映してくださった「題名」さんは、さすが!です。それにしても、今日のショスタコ5番、4楽章は熱い演奏でしたね。あのffの音の密度、そしてppの繊細さ・・・。佐渡さんが素晴らしいのはもちろんですが、佐渡さんの指揮に全力で応えてくれるベルリン・フィル賀やっぱり素晴らしい!!世界最高峰のオーケストラの実力は映像を通しても十分伝わってきます。来シーズンもその次のシーズンも佐渡さんがベルリン・フィルを振れるといいなぁ~。もちろん、「題名」さんは密着してくれますよね!?よろしくお願いします~

2011年06月05日 09:42
ぶうりん

佐渡さん、すごい!100%以上の力でショスタコの世界を伝えてくださってありがとうございました。パワフルさはもちろんですが、今まで「かっこいいな、この曲」と漠然と聞いていた曲でしたが、仕組みというか作りというか、テーマがわかりやすく伝わってきました。さすが佐渡さん!とますます尊敬してしましました。日本の誇りです。

2011年06月05日 09:37
しゅうと

今日の放送、本当に感動しました。ショスタコの最終楽章のフィナーレは佐渡さんの姿に涙が出てしまいました。
来週の放送もに楽しみです!