いよいよサッカーのワールドカップ開幕です、血が騒ぎますね！何しろサッカーは闘志のスポーツですから、結果がどうでも良いということはありませんが、日本代表にはぜひ最後の最後まであきらめないプレーをしてほしい！やはり日本代表ですからね。日の丸を背負って、スポーツの世界で思い切り「ワイルドネス」を感じさせてもらいたいです。

　子供の頃サッカー部だった僕ですが、今も記憶に残るゴール経験がいくつかあります。一つは飛んできたボールを左膝で受け止めて、そのまま前に倒れながら右足で決めたシュート。もう一つは、右のコーナーキックから、意図的にシュートに回転をかけ、センターに上げたように見せかけて、そこからバナナシュート（サッカーの神様と呼ばれたペレの持ち技）のようにゴールに突き刺さったもの。もう一つは、フランスボルドーのオーケストラと地元音楽院チームとの交流サッカー試合のための練習でズバーンと決まってしまったヘディングシュート。どれも頭の中で映像を再生できるぐらいはっきりそのシーンを記憶し、そしてあの時の感覚を筋肉も覚えています。ボルドーのゴールを「決まってしまった」と書いたのには実は後日談があって、本当にその時たまたま頭にボールが当たって、それが偶然にもゴールに向かって真っ直ぐに入ってしまっただけだったのです。ですがそのゴールのおかげで僕はすっかりチームでヒーロー扱いされ、結果ボルドー管弦楽団のフォワードに任命されて、試合当日にはなんと栄光の背番号10番のワインレッドのユニフォームに身を包み、颯爽とピッチに走り出たのです・・・そしてその瞬間、肉離れを起こし、なんと５分でリタイア…という情けない顛末でした。ということで今週の放送はお休みですが、金曜日のカメルーン戦を僕も楽しみに観戦します。