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2010年01月10日 09:30
皆さんはお正月をどう過ごされましたか？僕は一杯遊びましたよ！初詣にも行きましたし、美味しいものも食べました。そしてゴルフもね！だけれど、最も素晴らしい思い出に残る体験は、志の輔さんの落語会に行ったことです。今年で5年目、パルコ劇場で行われている、志の輔さんの落語会ですが、たった一人で2時間半以上、3話も語り続けられます。何しろ約1カ月公演ですから、初日に見てきた内容には一切触れませんが、とにかく僕は、その素晴らしい話芸に心動かされました。心を動かすというのは、いろんな要素があるもので、もちろん落語ですから、客席が揺れて見えるほどの会場の大爆笑はさすがでした。かつての枝雀さんもそうでした。こうした名人クラスともなると、話し手の語る一言一言に情景が見える。しかも面白いのは、おそらくお客様が想像しているのはそれぞれ別の絵ではなく、かなりハッキリとした近い映像が、観客の頭に浮かんでいるのだろうということですね。そして、最も心動かされたのは会場が「シーン」とした瞬間。志の輔さんが創った、この静けさ、お客さんも全員息を呑むこの瞬間は、かつてバーンスタインがマーラーを指揮していた時に創り出した境地とおなじところにたどり着いているかのように思いました。ジャンルが違うとはいえ、同じく舞台に立つ人間として、この感動には恐ろしささえ感じました。ここまで人は芸を磨き、自分の世界観をはっきりと示すことができるものかと、自分自身にも言い聞かせ、本当に気持ちが引き締まった正月でした。
さて、新春一番バッターは、バイオリニストのジェ－ムス・エーネスをソリストに迎えてブラームスのヴァイオリン協奏曲です。もともと野球好きのジェームス、僕の影響で日本滞在中にすっかりタイガースファンになったのですが、とにかく良いやつなんです。どこでそう感じたかというと、西宮の劇場で、終演後に一緒にサイン会をしていた時に気がついたのですが、お客さんと握手をするとき、そのたびに少しだけお尻が椅子から浮いているんです！育ちが良いんでしょうね～。そして、もの凄い才能の持ち主なのです。彼は実はピアノもかなり上手いのですが、驚くのは、演奏会の前半にピアノ協奏曲を弾き、後半にヴァイオリン協奏曲を演奏するなんてこともしているんですよ！
それから「クレーマーちさ子女史」の初登場もありました。メガネ好きにはたまりませんね！でもね、彼女のために書いておきますけれど、ちさちゃん、普段はとてもとても気のきく優しい女性です！それから、青島さんの今年の初コスプレ、おたくブラームス君。滅茶苦茶面白かったけれど、実際はどうだったのでしょうね？僕はブラームスは結構格好良かったんじゃないかなぁと思いますけれど。どちらにしても、本当にすばらしく良い曲です。さあ、今年も一杯良い音楽を届けますよ！
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ブラームスは大好きな作曲家のうちの一人なので、今回、バイオリン協奏曲をより深く知ることができて楽しかったです。
昨年はエーネスさん＆佐渡さん＆ＰＡＣと、チェ・ムンスさん＆小澤征爾さん＆新日で2回もこの曲を聴くことができ、ラッキーな年でしたが、今年もお気に入りの曲で番組がスタートし良い年になりそうです♪
「題名のない音楽大学」ってとても楽しそうで、私もぜひ入学したいです。
今日久しぶりに番組を観ることが出来ました。
あまりに素晴らしいヴァイオリンに思わず見入ってしまいました。
ジェームス・エーネスさんはピアノ協奏曲も演奏されるとは！
いつか聴いてみたいです。
エーネスさんのヴァイオリンは、昨年の演奏会の感激がよみがえってきました。ツィゴイネルワイゼンは、そりゃあすごかったけれど、続けてブラームスの第３楽章が演奏されると、この曲の魅力を改めて感じました。ちさ子女史と青島ブラームス君とのやりとりも楽しく、新年早々、やっぱり「題名はええなあ」と実感でした！！
新年初の番組は、なんだかちょっと遅れた「お年玉」のよう。今年も楽しみにしています。
ジェームス・エーネスさんの演奏は、昨年の秋に聴きました。演奏はもちろんのことですが、佐渡さんとサイン会にも同席され、親しみ深い方でした。
素晴らしい演奏は、豊かな人間性の表れなんでしょうね。
一時期、とあるヴァイオリニスト（故人）の演奏にハマってたことがあってヴァイオリンの曲を聴きまくっていたことがありました。ブラームスの協奏曲も大好きなんですが、あの曲に、そんな「難点」がいろいろあったとは・・・。いや、でも、どの作曲家の協奏曲も、ロマン派以降は「難曲」と呼ばれるものが多いですよね。技巧を競い合う時代になったってことなんでしょうか。その中で、骨太な、１本芯の通った曲を作ったブラームスは、やっぱり素晴らしい！エーネスさんの演奏も大変心地好く、新年早々至福の時間でした。